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夏の天空は明るい?
先日、ペルセウス座流星群に遇えるか否か夜間ちょっぴり外出した際の印象です。この日は新月でした。 新月でも晴天であれば深夜の空は、ほんのり明るいです。どうも13日の天空は冬の新月の天空より明るい印象をもちました。これはただの錯覚ですか。それとも事実ですか。太陽と地軸の関係から夏の夜空の方が明るい筈にも思えるし、日本(首都圏)まで緯度が下がれば季節には無関係のようにも思えます。実際はどうなのでしょうか。 天文や物理との境界を正しく把握していませんが、この質問は高校の理科でいえば、多分「地学の天文分野」に該当するものと考え、こちらに投稿しました。 よろしくお願いします。
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晴れた日であっても、空気中には「エアロゾル」と呼ばれる、大きさ1ミクロン以下の小さな塵がたくさん浮かんでいます。エアロゾルには、海塩粒子とか、硫酸アンモニウムといった、吸湿性の物質が多く含まれています。夏は湿度が高いので、エアロゾルが水蒸気を吸って膨らみ、その直径が大きくなっています。その結果、地上からの光をより多く散乱して、空が白っぽく見えるものと考えられます。 冬は一般に湿度が低いので、エアロゾルの直径が小さくなり、空が澄んでより暗くなると考えられます。
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- debukuro
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冬の空気は中国から吹いてきます。 冬の中国は寒く凍り付いているのでほとんどチリを含んでいません。 冬の夜空が澄んでいるのはこのためです。 夏の夜空が明るく見えるのは他の方が書いておられますね。
お礼
冬の大気が澄んでいる理由が分かりました。 今回、改めて夜空を見上げた結果、視力のせいか大気のせいか、夏の星の少なさは意外なほどでした。昔から今日のように大気が汚れていたとすれば、七夕の両星の伝説も生まれなかったかもしれません。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。
- kabo-cha
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5等星が見えるか見えないかという空の場合、天の川がうっすら見えます。しかし普段天の川を見慣れていないとそれと気づかないため、薄雲がかかっているように錯覚したり、空が白んでいるように見えたりします。 冬の星座は明るい星が多い一方で暗い星がそこまで多くなく、天の川もなく、真っ暗な空に明るい星が光っているように見えます。 湿度が高いので、夏のほうが薄雲もかかりやすいはずです。雲に地上の光がわずかに反射して空がやや白っぽく見えたりもします。
お礼
私の視力では日本の平地から天の川を認めるのは無理だと諦めています(左は矯正視力1.0)。 北アルプスの稜線歩きの経験から天の川の星の多さは承知しています。全ての星があまりに大きく明るいので、むしろ知っている星座が判らなくなるほどでした。 また、国外での生活経験から平地で見る天の川はミルクを刷毛で掃いたように見え、ミルキーウェイとの命名に納得がいっています。 私の視力でも、ひと冬に3~4回は上弦ほどの月があっても、あれがスバルだろうと推定される薄雲のような一角を認めることができます。こんな日は冷え込みます。 夏は天の川や湿度の関係で空がやや白っぽく見えるのは理解しました。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。
- DexMachina
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> 太陽と地軸の関係から夏の夜空の方が明るい筈にも思えるし、日本(首都圏)まで > 緯度が下がれば季節には無関係のようにも思えます。 夜空の明るさは、日の入り後・日の出前の1,2時間だけではなく、夜通し変化している ようですので、前者が正しいと思います。 (夜空の天頂からどれだけ太陽が遠ざかっているかで、夜空の明るさは常に変化、と; もちろんそれだけでなく、No.1の方が言われるように、地上光の反射もあると思いますが) 直接的な明るさのデータでなくて恐縮ですが、参考として・・・ http://www.kouka-ninjya.com/column/column_chie.html (「猫の目時計」の項を参照) http://takeuchi-tomousimasu.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_92f1.html (注:夜空の明るさに対する瞳孔の変化なので、室内・照明ありの撮影では確認不可(笑))
お礼
夏の夜空の方が明るいが、その理由は単一でなく複合しているとの説ですね。 ANo.1の説得力に納得しましたが他にも見解があるようですので落ち着くことにします。 正午の締め切りを撤回し26日(日)一杯は締め切らないことにします。慌て者で、お詫びします。お二方とも御免なさい。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。
お礼
「エアロゾル」はネットで幾つかの記述を読んでおきました。 「エアロゾル」を媒介とするものの直接の要因は湿度なのですね。錯覚でないことと因果関係が分かりました。 余談ですがベガやアークトゥルスが冬季に比べ見栄えがしないのは意外(実は当然)でした。こちらは湿度と結びつけて考えましたが天空の明るさも湿度が理由とは想像すらしませんでした。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。 正午以降の都合のよいときに締め切ります。