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ノーザンブロッティングのプローブ

ノーザンブロッティングの際のプローブについて教えて下さい。 当然、プローブにはRNAかDNAを使う事になりますが、両者の違いが分かりません。 単純に、ハイブリダイズ効率の違いかなと考えています。 出来れば、DNAプローブを使いたいので、皆さんの経験をお聞かせください。 標識にはDIGを使おうと考えています。

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noname#4684
noname#4684
回答No.2

ノザンプローブはDNAでもRNAでも、どちらでもいいです。プラスミドの状態ですでに手もとにあるのなら、制限酵素で消化してゲルから切り出し、RandomPrimed法で標識したDNAプローブでいいでしょう。 RNAプローブのほうが厳密にいうと高級かもしれません。なぜなら、上記のランダムプライム法でつくったプローブは、センス鎖のほうは無駄になりますね。ハイブリできるのは、RNAと相補的な配列だけですから。おなじく、RNAプローブをつくるということは、アンチセンス鎖という、本当に自分が必要なものだけをプローブとしてつくっているという意味で、いいストラテジーといえます。無駄なプローブが混入した状態で実験を行うということは、ノイズを上げる可能性があると言えます。また、RNAプローブは、RNAですから分解されやすく、扱いや実験操作に多少の熟練を要求します。DNAプローブの法が簡単です。こういう点からも、RNAプローブのほうが、高級と言えると思います。 まあ、普通にDNAプローブでいいと思いますよ。自分もノザンするときは、よほどそうしたい事情がないかぎり、DNAプローブを使います。 あと、DIGの件ですが、非常に注意したほうがいいと思います。うまくいかないのです。前のかたも回答してくださっている通り、なぜかDIGでノザンはうまくいかないんです。自分も経験があります。このことは、野村慎太郎先生の書いたプロトコル本、「脱アイソトープ実験マニュアル」に載っています。もし、大学のかたであれば生協ででも立ち読みしてみてください。かならず置いてあるぐらいの有名な本です。

cerevisiae
質問者

お礼

回答有難うございます。 実は、RNAを扱うのも初めてなので、sa ke no miさんの指摘されたように、 RNAプローブの分解が心配です。 プローブの種類だけではなく、DIGラベルの問題もあるのですね。 教えていただいた本をよく読んでみようと思います。 DIGが上手くいかない時には、RIを考えた方が近道なんでしょうか。

その他の回答 (1)

回答No.1

現在DIGを使ったプラーク・ハイブリをやっており、後々DIGノザンを やろうと考えている者です。 DIGラベルDNAプローブでのノザンは私の周りでも結構失敗しているようです。 ロシュでもシグナルの強度、非特異的シグナルの抑制のためにRNAプローブ を推奨しているようです。 cerevisiaeさんが確認したいRNAの濃度がどれくらいか分からないので断言 はできませんが、お金に余裕があるならRNAプローブでやってみてはいかが でしょうか?(ちなみにうちには余裕がないのでDNAプローブでやらなければ いけないかも)

cerevisiae
質問者

お礼

アドバイス有難うございます。 DNAプローブでのノザンは大変そうですね。 ロシュがRNAプローブを推奨しているのは知りませんでした。 うちもお金は厳しいのですが、習いに行った先がRNAプローブ を使っていたので、そのまま導入することになったんです。 教えて下さった方は、簡単そうにやられていたのですが、 目で見るのとやるのでは大違いですね。 とりあえずはRNAプローブでがんばろうと思います。

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