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「あてなる男」=「あてになる男」?
「むかし、あてなる男ありけり」という文がありますが、この「あてなる」と現代の用法の「あてになる男」と意味は同じでしょうか?
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確か『あてなる男』は『高貴な男』だったかと思います。 現代の用法では「あてになる=頼りになる、期待できる」という意味合いが強いので 古文で言う「貴(あて)なり=高貴である」とはちょっと違うのでは。 例えば、 『むかし、女はらから二人ありけり。 一人はいやしき男の貧しき、 一人はあてなる男もたりけり。』 の古文で言えば、『あてなる男』は、裕福だったからこそ 義理の妹(姉でしたっけ?)に衣を買い与えることが出来たわけで、 色々相談に乗るような「頼りになる男」だったわけではなかったハズ。 というわけで、この話の「あてなる男」は人格者だったように思いますが、 「『あてなる』と『当てになる』は同じですか?」と問われれば、 違います。
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- d-heart
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回答No.5
「あてなる」は「貴なる」で現代語では「高貴な」「身分の高い」「(育ちのよさが分かるほど)上品な」といった意味です。そういう人は当時でいえば大金持ちの権力者(貴族や天皇家関係者)なので確かにあてにすることができるかもしれませんけど、普通は古語でそういう「あてにできる」といった意味には使いません。素直に「身分が高い」と考えた方がいいと思います。
- mirori35
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回答No.2
古文で「あてなり」は「高貴な」とか「貴重な」という意味です。 古今異義語の一つです。
- akaje
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回答No.1
違います。 あてなるは形容動詞あてなりの連体形で身分が高いなどの意味になります。 だからその訳は 「昔、身分が高い男がいたそうだ」ぐらいが適当かな。