民間に介入する例として、費用逓減産業、もしくは費用が逓減する場所で生産している場合におきる自然独占が挙げられます。自然独占は市場の失敗の一例です。
一般的に独占の場合、限界費用と限界収入を一致させる場所で生産を行うので、完全競争(プライステーカーとして)の場合よりも社会的な余剰は減少します。
よって、社会的な余剰を完全競争の場合に近づけようとして、ここに政府による価格規制が行われます。
具体的には、(1)限界費用価格規制(2)平均費用価格規制が挙げられます。
しかし(1)は企業の利潤が負になることもあり、赤字補填のために政府からの補助金が必要になります。しかし、補助金は結局税金でまかなわれるので税金を徴収することでまた、死荷重が生じます。(2)は企業にとって赤字も出なければ利潤も出ないので、企業にとってのインセンディブ(やる気のようなもの)に問題が発生します。
よって、価格規制に関しては、競争導入やバスケット方式による価格設定などが行われるそうです。
以上が講義で学んだ内容です。間違っていたり、もう遅くなってしまっている場合はごめんなさい。
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