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政府の市場介入
市場は政府の介入が無ければうまく機能はしない。しかし、同時に政府の介入は市場の機能を歪曲させる、と授業で習ったのですが、なんとなくわかっただけでよく理解できていません。この具体例みたいなものでわかりやすく教えて欲しいです
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現在、市場の原理では採算がとれないけれども、皆が必要とする事業を国がやっていますよね?高速道路とか郵便局とかです。高速道路がなければ輸送費や移動費が高くつき国民が困るし、災害のときなどに道路がなければ多くの命が失われるかも知れないわけです。そこで、それは国がやろう、という話になるわけですが、政府は税金で事業をやるわけですから、コスト意識が低くなります。無駄使いが増え、借金に頼るようになります。そこでもう一度民間にできることは民間に任せよう、という流れになってきているわけです。もちろん民間の企業も失敗をし、倒産をすることがあるわけですから、民営化すれば全てよくなる、というわけではないのですが、郵便事業などはある程度民営化しても大丈夫だと思います。民間の銀行も保険会社も宅配会社もあるわけですからね。 道路に関しては建設に莫大なお金がかかりますから完全民営化は難しいでしょうね。今も道路公団は今年10月を目標に民営化を目指しているようですが、どう考えても普通の民間企業と全く同じにはならないでしょう。 中曽根さんがやった国鉄の分割民営化は成功したと言われています。赤字だったのが黒字になり、経営が合理化され、職員も親切になった、ということです。一方、極端な利益追求の結果が今回のJRの事故につながったのだ、という人もいます。 結局の所、政府の介入が多すぎてもだめですが、全て市場原理でもだめなわけです。どちらにしても大きな政府か小さな政府か、市場の失敗か政府の失敗か、という対立は経済学でもこれからの経済政策の議論でも最大の論点になると思います。色々な本を読んで色々な例でどうバランスをとれば一番いいのか考えてみてください。
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- lequeos
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あまりうまい例ではないかも知れませんが、例えば日本のコメ市場のようなものを想定すればどうでしょうかねぇ。 すなわち、国内のコメの値段は、外国米の価格に比べ相当に高い状態ですから、もし政府が関税や数量規制などで輸入制限を行わなければ、国内市場は外国米に独占されてしまいます。ところが、このような輸入規制という形で政府が介入することにより、高い価格でしかコメを生産できない国内農家も生き残り、結果として消費者が不経済を被る--という訳です。 コメの消費は、実際には価格だけでなく味とか好みの要素で決定される要因が大きいので、ことはこれほど単純ではありませんが、まぁこんなところで理解していただけるでしょうか?
お礼
お答えありがとうございます 具体例もその説明もわかりやすく理解できました。まだまだ政治学は勉強して間もないですが頑張りたいと思います
- masato1111
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スピードの取り締まりと同じです。 やりすぎるとまともに車で走れないし、全く取り締まりがないと無法地帯ということです。 ちなみに連邦準備制度については理解されていますか?
お礼
お答えありがとうございます なるほど、こう具体例を出してもらいますと理解できた気がします 連邦準備制度については、たしかアメリカの銀行の制度だったと記憶していますが(間違っていたらすいません)ほとんど理解していません
お礼
お答えありがとうございます これで、完璧に理解できました。これからはご指南どうりにいろいろな本を読んでみようと思います