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江戸時代の喧嘩のルールと勝小吉の喧嘩について
- 江戸時代における喧嘩のルールや侍の行動について取り上げます。
- 勝小吉は喧嘩の際に刀を抜いていたが、侍としてはその行為が許されるのかについて考えます。
- 江戸時代の喧嘩において、刀を振り回したり相手を切りつけたりすることは容認されていたのか疑問がある。
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質問者が選んだベストアンサー
逆の視点から考えてみました。勝小吉にケガを負わせられた町人の立場で何が出来るでしょうか?相手を訴えたいと、長屋住まいなら大家、家持の町人であれば町役人(ちょうやくにん)に相談するでしょうかね? すると『およしなさいよ。向こうは天下の御直参、喧嘩両成敗と言うけれど御旗本相手じゃ歩が悪すぎる。まあ、腕一本折られた訳で無し、ここは我慢した方が身の為だよ。』とか諭されてしまうんじゃないでしょうか? 相手が旗本ですから町奉行の管轄でなく、強いて言えば火付盗賊改でしょうか?でも、火盗改も傷害事件を取り上げてくれるとは考えにくいですよね。『素町人の分際で、御直参旗本を訴えるとは不届きである。恐れ入れ!』とか言われるんじゃないでしょうか? あの、勝家はれっきとした旗本です。念の為。
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- fujic-1990
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勝海舟のおじいさん(曾祖父?)は、越後の盲目の按摩さんです。江戸に来て、旗本・御家人株を買って、長男は、ヤットー道場で有名な男谷家(旗本)に婿入りさせ、弟を御家人の勝家に婿入りさせたんではなかったかな。 うろおぼえのため、出典とか聞かれると返事はできませんが、何かの本で、 (1) 兄貴の男谷精十郎の地位、人望が高く、いつも尻ぬぐいしてくれていた。 (2) 小吉が暴れたのは、界隈の庶民を救うためだった(相手はやくざみたいなヤツ)ことが多く、なにかあると嘆願書が多数よせられた。 (3) にくみがたい性格で、界隈の庶民から好かれていた。 (4) サムライと言えるかどうか、場合によってはあれはサムライとはいえません的に逃げることができるほど、本当に低い身分だった。 などの理由で大事にはならなかったみたいです。 性格ってのは大事でねえ。真面目な私が島田紳助みたいなことを言っていたらたちまち牢屋入りでしょう (^o^; 。 なお、一般常識として武士の立場は、質問者さんや1番さんがお書きの通りだと思います。
- buchi-dog
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『無酔独言』を読んだことはないですが、一般論として書きます。 江戸時代の武士にとって、刀を抜くと言うのは重大なことでした。 1. 武士同士の喧嘩の場合:刀を抜けば、相手を斬るか自分が斬られるかしかない。相手を斬って自分が生き残ったとしても、相手に余程の非がない限りは自分も切腹しなければならないので、最終的に自分も死ぬことになります。 2. 平民との喧嘩の場合:相手の平民(やくざ者など)が武士を明白に侮辱するなどの事実があれば、平民を斬っても罰せられない。いわゆる「斬捨て御免」ですが、目付や奉行所による検分があり、それを通らねば「罪もない平民を殺害した、武士にあるまじき振舞い」として切腹処分もありえます。 3. 最悪なのが、「平民(やくざ者など)に侮辱され、怒って刀を抜いたが、平民の方が強くて負けてしまった」場合です。この場合、平民の側に「武士を明白に侮辱するなどの事実」があったとしても「平民風情に負けるとは武士にあるまじきこと」として切腹処分となります。ですので、剣術に自信のない侍は、やくざ者を見ると「うっかり侮辱を受けると困る」と道を避けたりしたそうです。 やくざ者に侮辱を受けて何もせずに去れば「平民に侮辱されても何も言い返せないとは士道不覚悟」。切腹処分に至らないかもしれませんが。 やくざ者に侮辱を受けて刀を抜いて負ければ先述の通り切腹処分。 どちらにしても、ろくなことではありません。 上記(1)(2)(3)の理由で、武士の家の当主が斬り殺されるか切腹処分になった場合、残された家族が家禄を継承できるかどうかは「藩(幕府)の考え次第」となります。継承できない可能性も十分あるでしょう。 武士と言うのは、「家禄を守るため、増やすためには喜んで死ぬのが武士」という価値観を子供の頃から叩き込まれています。ですから、(1)(2)(3)のケースとも可能な限り避け、「刀を抜くのは手入れの時だけ」が普通であったようです。なお、剣術の修業に刃のついた真剣を使うことはないので、その目的で佩刀を抜くことはありません。 ただ、勝小吉は「とうてい武士とは思えない自堕落な人生に終始した人」だったようですので、上記のような「武士の常識」は持たず、酔っ払って刀を抜いて振り回していたのは本当かもしれませんね。何故罰を受けて御家人の地位を失わなかったのか不思議です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E5%B0%8F%E5%90%89