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父親の子供「認知」欲求
父親が、妻に産ませた子供が本当に自分の子供であるかが、どうしてそんなに問題になるのでしょうか?そういう一般論をよく聞きました。なぜ他人の子供(もしかするとそのせいで美人な娘が生まれたかもしれない)を自分の家庭で育てることに、そんなに拒絶間があるのでしょうか?民法上もその心理に乗っているのかそれとも、儒教的制度が後の常識や心理にまで影響しているのか? このことについて、教えてください。
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- fujic-1990
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質問の意味がよく分からないのですが、父親には子供を認知したいという欲求がある、という主張でしょうか。 「父親が、妻に産ませた子供が本当に自分の子供であるかが、どうしてそんなに問題になるのでしょうか?」という一般論は聞いたことがありませんし、言っている人は間違ったことを言っていると思います。 女の人から認知を要求されても認知しないで逃げる男が多いという、つまり、「父親は『認知したくない』という欲求がある」という一般論ならしばしば聞きますが。認知したら責任が発生します。要するに、責任は負いたくない、という心理です。 それは男にかぎらず、女でも同じですね。妻は夫の連れ子より自分の産んだ子のほうがかわいいそうですし、自分の子がいるのに夫が外で産ませた子の面倒をみたいと欲する女は珍しいです。というより「いない」と言ってよいでしょうね。 男の「認知したくない」という欲求(心理)に乗っているととんでもないことになる(育児放棄続出)ので、その心理に乗るのを拒否しています。民法は、妻の産んだ子は夫の子であると、事実上、みなしていますね。 とんでもない事態になるのを防止するためであって、「父親には子供を認知したいという欲求がある」と思っているから、「妻の産んだ子は夫の子」とみなしているのではありません。 自分の遺伝子を持った子を大事にする、他人の子は育てないという心理は生物一般に共通した心理でして、自分の子のためには苦労して集めた餌をやってかわいがっても、他のものが産んだ子の面倒は一切みない、それどころかつつき殺したりかみ殺したりするような生物はたくさんいますので、「自分の子だけを大事にする」心理は「儒教」のせいではありません。
- nisekant
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回答ではありません 反射脳の異縁性認識と瞬間学習 学習について「刷り込み」に関連して少し触れただけで、六つの行動戦略の中には入れなかった。それは学習行為が主として脳内部で進行し、野生状態では動物達に課せられた「問題」が複合的であり、動物達が何を解決し学習しようとしているかがハッキリしないためである。反対に、コモドドラゴンの狩猟のような限定された問題解決行為は、行動の一般型とはなり難い。 一方で、動物達の日常は学習と記憶の連続であるともいえる。例えばトカゲは定型的日常行動を実行する上で絶え間なく学習と記憶の必要にさらされている。まず、生まれたばかりの子供は、縄張りの内外の状況を学習?記憶し、捕食者からの退避場所と仲間への自己表示の適所を頭に入れておかなければならない。学習と記憶は、自分が侵入者ではなく縄張りの一員であることを仲間に知らせるためにも不可欠である。コモドドラゴンの狩猟時に見られる擬動作も、生得的な能力が経験的学習と記憶によって補強されなければならない。 爬虫類の学習能力は貧しいと思われている。例えばトカゲは透明なガラスの障害物をよじ登って餌を取ろうとはしない。しかしブラットストロームは、低温の人工環境でランプによる熱の報酬による学習促進効果を観測している。また一般に視聴覚を通しての学習ではラットはサルに劣るが、嗅覚を通しての瞬間学習ではラットの法が優れている、という例もある。この「瞬間学習」という点ではトカゲも優れた学習者である。この瞬間学習は先に述べた「異縁性」の認識にも繋る。一つの縄張りで争う同じ大きさの二頭のトカゲのうち、概ね侵入者の方が敗れるのは、闘う場所の異縁度のためと考えられる。 先に私は前言語的思考を日常の定型的行動を支配する脳の働きであると規定したが、そこには異縁性の認識と瞬間学習の働きも加えなければならない。 子供への気配り──爬虫類から哺乳類への進化過程で、生まれた幼児への気配りも進化したものと思われる。しかし、哺乳類型爬虫類に一例があるだけで、現存する爬虫類にはそのような気配りを示す例は少なく、アオトゲトカゲやニジトカゲなどの子供は大人による捕食を免れるため深い茂みや木の上に身を隠す。しかし、トカゲのある仲間は規則的に卵を裏返して舌で舐め、位置を適所に移した例は報告されている。幼生の孵化を母親が卵の外から助ける例もある。生後10日に、トカゲの母親が迷子になった子供を探し出してその排泄口を舐めた様子が記録されている。 動物進化の過程で鳥類との近縁関係にあるクロコダイルでは、子供に関心を示す期間も長くなる。雌は9~10週間の抱卵期間の間、巣の近くに止まり、ときどき排泄物で卵の乾燥を防いだ。孵化のとき、子供が卵の内部からつつくと母親はそれを外から助ける。雌のクロコダイルは子供を水辺まで連れてゆき、アヒルのように一緒に泳ぎ、捕食者を追い払った。 類縁性と異縁性の認識──類縁性(familiarity)と異縁性(strangeness)とは同じ金貨の二つの面である。動物の生まれつきの認知能力と経験から得られた知識の全体にとって、馴染みの深いものは類縁性が高い。動物は馴染みのないものに出合ったとき、まず試してみてその反応をみる。コロニーの中で共同生活をするトカゲは侵入者や新参者を直ちに見分け反応する。このような異類性に対する動物の反応を支配する神経の仕組みを理解することは、見られぬ者、異質者に対する人間の差別行為の生物学的起源を理解することにもなる。 エヴァンスは、縄張り内で従属的な地位にある雄が縄張りの支配者と共同して侵入者に対抗するのを観察している。その際のきわめて好戦的な姿勢から見て、彼等は少なくとも部分的にホルモンの支配化にあることがわかる。エヴァンスはまた、ツノトカゲのある仲間は雌の方が縄張り意識が強く、好戦的であるという。この雌は侵入者に対してノドブクロを膨らませる挑戦表示をする。エヴァンスは次のように書いている。「侵入者が成長した雄だったある場合では、彼は彼女の挑戦表示に対してノドブクロを膨らませる同じ挑戦表示で対抗した。すると彼女はノドブクロを縮め、頭を上下して挑戦表示を求愛表示に切り換えた。それに応じて侵入者も求愛動作を始めた」。 子供のトカゲは、同じ生物種の大人からは「異端者」と見なされて捕食の対象になる。しかしカーペンターは大人に出合ったスナイグアナの子供が四肢を立て、ノドブクロを膨らませ竹馬歩きで大人の前を横切るのを観察している。カーペンターは、このような動作が子供を大人の捕食から救ったと考えている。アウフェンバーグが観察したコモドドラゴンの子供の迎向的動作と対比して興味深い。アウフェンバーグは、このような動作の起因を「ストレス」と呼んでいる。このとき、子供達は大きさの弱点を形で補っているように見えた。 鳥類でも哺乳類でも、何らかの形で異縁性をもつ個体は、仲間からの絶え間ないイジメにさらされる。バーデンによると、負傷したコモドドラゴンも仲間から攻撃される。
質問者は、たとえば妻が浮気してできた他の男の子供であっても、夫はそんなこと気にせず、機嫌よく育てたらエエやんか、といってるんでしょうか? もしそう思っておられるなら、そのような感覚のほうがよほど不思議ですが・・・。
お礼
そうなんです。もっと寛大になってもいいのでは。
お礼
そうなんでしょうか?どうも私には、ほかの子を育てたくないということで、自分の子だと認知したいという気持ちがあるのでは。それだったら、ほかの子を育てることも、そんなに拒絶感はないのではないかと思ったしだいです。 まだ私にはどうも納得しかねました。しかし、詳しい解説で説得力があります。