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教科書で感動する感性について

だいぶ昔の話ですが、私が高校のとき、倫理社会(哲学社会学)と数学の教科書で感動したことがあります。ヘーゲルの概説と微分公式の証明でどうしても涙が止まりませんでした。世界を力強くつかもうとする、人間の偉大さを感じました。また自然の姿や社会の法則を赤裸々にするというスリリングさと、そこに現れる自然の姿は、やはり創造主がいるのではないかと思うほど美しいものです。 質問は、こういうことに感動してしまう自分が、社会的一般感性に合わないないのではないかという危惧です。当時の印象としては、やはり周りの人たちが軽薄で、現実の損得しか考えていないような印象を受けてしまいました。その思いは今も続いています。 所属集団が悪かったのかもしれません。しかし私に芸術的感性とか才能があるとも思えません。たいしたことではないと割り切ることもできますが、しかしどうも気になる問題です。なにかご教示願えないでしょうか。

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  • larme001
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回答No.5

全然おかしなことではないです。世の中はなんなのか?という本質に近付いたような気になることは、多多あります。もちろん、普通に人生をただ生活しているひとたちは、そんなに世の中の仕組みやなんやら考えることなどないでしょう。ただ、人間の本質などに近付けるような、何ともいえない感覚、そういう感性があること自体は、決して悪いことではありません。 こういう場合、はじめは自分の居場所がないかのような錯覚を覚えるでしょう。ただ、それはあなた自身がそういう物を議論する場にいないからにすぎません。ちょっと哲学書や論文などを調べてみればそういった感性により何段も上の考えを調べることは可能です。少なくとも、あなたがそういう知的好奇心を覚えれば、あなたはその分野の学者などと同じ感性を持っているということです。 自然科学の根本的な部分の研究者は、そういう部分に興味を持っている方が多いでしょう。もし、あなたがそれを単なる感性におわらせたくなければ、とことん趣味として追及するのもまた一つの生甲斐なはずです。高校時代にいろいろとそういう思想にふけていたりしても、大学に入っておもいしらされました。少なくとも、自分がこの世の中で考えたことは、世界中を探せばだれか一人は同じことを考え、それを学術的に議論している人(達)はいるのです。興味があれば、それをとことん追求するのもありではないでしょうか?また、それにより世界の広さを思い知らされるんですが・・・。 まあ、ごく稀にそれ以上ものことを考える人がいるのですが、そういう人が”偉人”として将来それが理解させた時に尊敬させるのでしょう。そういういみでは、ピカソとかは、おそらく孤独だったのではないでしょうか? たとえば、芸術家と呼ばれる人の半分は鬱だ、という話を聞いたこともありますしね。

noname#41852
質問者

お礼

周りになかなかそんな人間を見つけることは難しいですからね。当たりくじは何千倍もの外れくじのなかにある。その人数分布というのはどうも納得いかないんですよね。孤高を生み出すために、何人の底辺が必要なのか。ピラミッドというものは、人間社会の象徴であるのか。

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その他の回答 (12)

  • nabayosh
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回答No.2

教科書というのは、共通の了解のために編集された決まりきったことが書き連ねられている書物で、ただそれを学ぶことが目的とされており、それゆえに多くの人が無機質にそのまま暗記しようとするところのものです。 しかし、別の言い方をすれば教科書は知の結晶であり、知的探求が背景として大いに働いている。その背景を見通した時に感動するのは、人よりも洞察力に長けている証拠だと言えましょう。 現実の損得というのは、卑俗な価値観であり、それに振り回されている人は実際多いです。例えば本当に芸術的な作品は、値段をつけるなど恐れ多いはずのものですが、価値がつけられるという卑俗な幻想のせいで、値段がつく。芸術とは価値すらも超克するものです。 確かに「社会的一般感性」とは違うでしょうが、だからといってそれを気に病むことはありません。現実の損得とかいうものは、生きている間だけのものにすぎません。無論生きている間だけなら十分じゃないか、生きることが全てだという考えもありましょうが、そういう人は死なないという前提で生きているようなもんです。得た生命は結局失う。生きているうちに得たものは結局失う。どう努力してもプラスマイナスゼロです。死という現実を無視して、目先の損得を「現実の損得」扱いしているだけです。 まあ、私は、教科書というものは国家的洗脳書だと思っていましたので、あまり感動はしませんでした。むしろ教科書で教えないことほど魅力があると考えていました。もちろん、それは人それぞれでしょう。

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noname#80116
noname#80116
回答No.1

《現実の損得》は大事です。《軽薄》であっても 大事です。 わたしたちは 法を侵す人たちの存在を しっかりと受け留め 共存しうるため いかにして共同自治していくかが おおきな崇高な悩みです。 《社会的一般感性に合わないのではないかという危惧》も きよらかなおそれだと思います。 この偉大なおそれと悩みのもとに 現実の損得勘定の問題も じっくりとその正体をみつめながら 対処していきたいと考えているのですが。ちからと知恵を合わせてという月並みなこたえなのですが。

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