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交互を使った文章の正誤を教えてください。
風邪をひいた時、「寒さと熱さが交互にくる」と説明したところ、「交互は人が交代する時に使うからこういう場合に使えない」と指摘されました。「寒さと熱さが順番にくる」というのが正解だそうです。永年「交互」は「かわるがわる」という意味にとらえていたため、自分のことについても使っていました。 使い方は間違っていたのでしょうか。教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
その理解で妥当だと思います。「交互に」というのと、「順番に」というのは、かなり意味に違いがあります。 季節の変化、春から夏などにかけての時など、「暑さや寒さが交互に訪れて、やがて、本格的な夏になった」などといいますが、「暑さ寒さが順番に来て」というのは、不自然です。 「交互に」というのは、「でたらめに」という意味ではありませんし、「順番通り」というような秩序を前提にするものでもありません。 ある種の場合は、「交互」が、Aの次はB、その次はまたA、その次はBという風に、AとBのあいだで、規則的に交代が行われることを指す場合もあるとは思いますが、そこまでの厳密さを普通の使い方では、要請しません。 風邪の場合だと、熱があると思えば、それが引いて、また熱が出てくるというのは、熱のある状態と、そうでない状態が「順番に」出現しているようですが、風邪の症状や、季節の気候などは、そんな厳密な表現ではありません。 熱が「ある」か「ない」かではなく、「少しある」「かなりある」「だいぶ熱が引いた」など、色々な状態があるので、色々な状態が「交互に」現れるということで、この表現でおかしくありません。 ただ、「熱がある」か「ない」かなどと、二者択一か、それに近い考え方をすると、「交互に」が、「順番に」のような意味に捉えられるのでしょう。 野球などのスポーツでルールがある場合、二つのチームが、交互に、交代で、順番に、攻撃と守備になりますが、風邪の体調や、季節の温度などは、別にこういう規則に縛られていません。こういう規則での「交互」が適用されて、友人のような考えが出てくるのかも知れません。 「自分自身のこと」についてでも、多重人格の人の場合など、二つとか複数の人格が「交互に」出てきます。それは、中間段階のようなものもありますし、AとBの人格が、「順番に」出てくるわけではありません。「交互」に出現するのです。
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間違っていないと思います。 私もlunamarikoさんと同じ認識です。 三省堂の大辞典をひいてみましたが、「互い違い」という意味などが載っているだけで、使い方の限定は全然ありませんでしたから、あんまり信用しないでいい指摘だと思いますよ。 そもそも、「順番」というのは先があって後がある、という意味ですから、順番に関係なく互い違いに、というニュアンスの「交互」とは内容が違いますよね。
お礼
早い回答をいただきましてありがとうございました。自分も辞書で調べてみましたが使い方までわからず困っていました。とても感謝しております。
お礼
わかりやすい解説を詳しくいただきましてありがとうございました。恥ずかしいですが思い込みで使っている日本語が時々あります。調べてわからない時は、是非ご指南お願いいたします。