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期末の流動資産(現預金)と流動負債の考え方について
たびたびお世話になります。 中小の建設業で経理をやっており、はじめての決算を迎えました。 一応処理自体は無事に終わりそうなのですが、考え方として本来はこうしたほうがいいとの指摘を受けました。それは、期中に毎月末に、ある会社に工事未払金を定期的に支払っていたのですが、これは実際は翌月上旬に払ってもいいもの(間に合うもの)でした(金額的には総現預金の一割ほどです)。ですので期末の場合は翌月にまわして、負債を残しても現預金があったほうがいいということでした。そのときは返事はしたのですが、その理由がいまいちわかりませんでした。 このことがどのようなことに(悪?!)影響を及ぼすのでしょうか? キャッシュフローとか言うものと関連があるのでしょうか?(でも負債も残りますよね?)経営事項審査への影響でしょうか? なにぶん経理の事務的なことは何とかやっているのですが、その辺まで頭が回らなかったもので、、、。 わかりやすく、教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
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わかりにくいかも知れませんが、例え話です。 6月1日現在、貴方の全財産は財布の中にある10万円だけです。ただし、貴方はクレジットカード(末日締め翌月10日払い)を持っています。貴方の給料日は6月20日です。 貴方はスーツが必要になり、5万円のスーツを購入することにしました。支払い方法は現金とクレジットカードのどちらです。 ・現金で支払った場合 カードの支払いという借金がない代わりに貴方は6月20日まで5万円で生活しなければならなくなりました。 そんな中、6月10日に親友Aが「急に金が必要になった。5万円貸してくれ。給料出たら1万円の利子をつけて返す。」と頼んできました。でも、6月1日時点で貴方の全財産は5万円になっていたのですから、貸せるはずありません。貴方は断りました。よって貴方は資産がないことから、親友Aから1万円の利子を得る機会を逃したということになります。 ・カードで支払った場合 カードの支払いという借金はありますが、手許には10万円あります。 そして6月10日に親友Aから借金の申し出があり、貴方はAに5万円貸しました。 そしてAは給料日に約束どおり1万円の利子をつけてお金を返してくれました。貴方は借金がありながらも手許に現金があったおかげで、1万円の利益を得ることが出来ました。 要するに会社側は負債が多くても、その分資産があった方が資金繰り次第で更に資産が増えるので、ぎりぎりまで資産を持っておきたいということではないでしょうか?
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- mojitto
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キャッシュフローでは借りた金はなるべく遅めに返して、貸した金はなるべく早めに返してもらうと、数字が良くなります。 負債が増えても流動資産が増えたほうがいいというのは(当然限度はありますが)、資金繰りを確保する点で経営の鉄則と言ってもいいかもしれませんね。 ただ、今回の件はキャッシュフローというより、決算書の正確性から言っても(期末以外の月ならまだしも)期末時点で、先払いはしないで負債に計上すべきだと思います。 でないと、決算書からその会社の(少なくとも決算月の)正確な買掛金を把握できなくなってしまいます。 正しい資金繰り状況の把握もできません。 早めの入金は取引先(経営陣)には喜ばれます。 しかし翌月払いなら、せめて月を越さないと先方の経理にも迷惑がかかることがあります。
お礼
回答ありがとうございます。 お礼が遅れて申しわけありません。 今期からはこのあたりも気をつけて期末を迎えるようにしないといけないと反省しております。
- zorro
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わざわざ支払期日を早めて支払う必要はありません。資金繰りの悪化の要因になります。期末は未払い金のままでOKです。決算書に資金の状況が計上されますので支払い済みの場合は資金減少の要因になります。
お礼
回答ありがとうございます。 資金繰りについてはまだ多少余裕がありましたので、そうしていた部分があります。 資金があっても負債が多いことと、今回支払ったことで、資金がその分減って、負債も減ったこととでは、前者のほうが良いという理由がいまいちわからないのです。結局翌月に支払うわけで、、、、。とにかく期末は負債を残せるだけ残して、現預金をふやせという感じで言われました。実質的にどう違うのかがちょっとわからなくて、、。
お礼
回答ありがとうございます。 お礼が遅れて申しわけありません。 たとえ話まで出していただきありがとうございます。わかりやすかったです。