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規模の経済と垂直統合
規模の経済と垂直統合が同時に活用できないのはなぜなのか、どなたか教えてください; 当方、経営学部に通う学生です。 経営学を勉強し始めてまだ2ヶ月もたっていないので基礎知識も乏しく理解するのに時間がかかってしまうかもしれませんが、一生懸命努力するのでどうかよろしくお願いします。
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資金面、または、独占禁止法の制約があるだけだと自分は思っていましたが、違うのでしょうか。 レストランを考えて見ましょう。 規模の経済とは、ある地方のレストランとして卓越することです。このためには、一種の出店ラッシュが必要であり、それだけでかなりな資金がかかります。 ここで、垂直統合のことを考えます。レストランの場合は、まず、食材の仕入れが問題になります。自社農場を持つか、一定の農家と契約して、その地方の多分5割を超える自社レストランに食材を供給しようとするわけです。しかし、規模の卓越が達成された場合、あるメニューがあたるかどうかの影響が非常に大きくなります。つまり、あるメニューがあたらなかった時、自社農場から取れた、または、農家と契約した食材が無駄になってしまう可能性があります。多分、このように、規模の経済を支える下部構造が上部構造を支えきれなくなる、または、上部構造がこけた時に、その影響をもろにかぶってしまうことを、「同時に活用できない」と言われているのだと思いますが、現実には、資金があれば、冷凍保存庫を建てて、そこに保存し、別メニューでの活用を考える等、いろいろ対策が出来るわけです。 でも、寡占状態でなければ、たまってしまった食材もそんなには大きな影響を与えないので、吸収が出来やすいのでしょうね。 それとも、他の産業では、別のシナリオが成立するのかもしれません。今、石油業界で考えようとしましたが、複雑になりそうなので、やめました。 結局、限られた経営資源をどう配分するかと言う問題であり、たとえば100万円の資金しかない時に、規模拡大も垂直統合もやろうというのは、とても無理と言うことでしかないと思います。
お礼
>taked4700様 ありがとうございました! 分かりやすく一例まで挙げてくださって本当に感謝しております。 おかげで何とかレポートが間に合いそうです。