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鳥の胃壁は厚い?
鳥の胃のなかには人間などよりも強力な酸が常駐し、そのため腸が短くてすむそうです。 1)ということは、胃壁はその分厚いのでしょうか? 2)鳥を食用にする動物は生で胃を食べても酸でやかれないでしょうか?
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No. 1 のものです。補足です。ヒトの胃液のpHはいろいろの数値が書いてありますが、 http://www.naoru.com/imotare.htm では1~1.4としています。 鳥については、鳥類学の教科書を見ると、0.7~2.3だそうです(Welty and Baptista, 1988. The Life of Birds. Saunders College Publishing.)。ですので、ヒトの胃液との比較では同程度の場合も強い場合も弱い場合もある、ということのようです。 胃液は、鳥の可食部分全体からすると分量が少ないですし、強いて胃の内容だけを食べる場合は少ないのではないかと思います。ですので、たとえば捕食動物の口や食道が酸で侵されるということはないのではないでしょうか。
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- kumagerasu
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鳥の胃の酸と、人の胃の酸とどちらが強いのか知りません。おそらく、鳥を捕食する動物の胃にも同程度の酸が入っているので、胃がやられたりはしないのではないかと(全く素朴に)思います。 鳥の腸の長さを、体の大きさそのものが全く異なる人間と比較するとき、どのように比較すると妥当な比較になるかわかりませんが、多くの鳥は十分に長い腸を持っています。 鳥の胃には腺胃と筋胃とあり、腺胃が酸や消化酵素を分泌します。これは食道などよりは壁が厚いですが、とくに分厚い壁ということはないです。筋胃は腺胃に続いてあり、いわゆる砂肝です。ヤキトリで食べている砂肝がまさに筋胃の壁ですので、ニワトリの体のサイズに比較して十分な厚みがあることがわかると思います。ただし、これは筋胃のなかに酸が入っているから厚いのではなく、筋胃のなかに小石が入っていて、食べ物をすりつぶすので、その運動をおこなう筋肉であるために厚いのです。