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真ひずみと公称ひずみの違い
金属の引っ張り試験で公称応力と真応力(いずれもY軸)のグラフを作成したいのですが、X軸にはそれぞれどちらのひずみを使えば良いのでしょうか?真ひずみと言うのは時間毎のひずみで、公称ひずみと言うのは破断したときの最終的なひずみと書いてあったのですが、X軸に取る場合応力に対するそのときのひずみがあるわけでどちらも真ひずみで取れば良いのでしょうか?
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まずは公称ひずみ(公称応力)と真ひずみ(真応力)について、少し。 「公称~」というのは引っ張る前、一番最初に測定した 試料の直径(断面積)をもとに計算したもの。 直径の測定が、最初の一回だけですむのでお手軽なのですね。 ということで一般的な引っ張り試験ではこちらの値を使います。 じゃあ「真~」というのは、というと・・・ 試料に引っ張り加重をかけていくと、試料が伸びるとともに 真ん中あたりがくびれてきますよね。 つまり最初に比べて断面積が変化(減少)してくるわけです。 この変化を考えて、その時々の断面積をもとに計算したものが、 真ひずみであり、真応力です。 そこで、ご質問の回答ですが、 1.公称応力と真応力との対比をみたいのならどちらも公称ひずみ 2.「公称~」と「真~」の定義の違いを見たいのなら 公称応力には公称ひずみ、真応力には真ひずみ とするのがよいかと。 まあ、おそらく一般的には1番のほうで、つまりどちらも公称ひずみを つかったのでいいと思いますよ。
お礼
回答ありがとうございました。少し頭の中で整理できました。講師にも質問してみたら、どうやらご回答の2番でやるようなので、1番と2番の違いが理解でき、やりやすくなりました。ありがとうございました。