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イタリア語の歌詞「最後の歌(L'ultima canzone)」の意味と文法的な用法についての質問
- イタリア語の歌詞「最後の歌(L'ultima canzone)」の歌詞についての質問です。
- 特に、歌詞中の「stoの前のtiに引っかかりました。stareは自動詞ですから、前にtiがくると変な感じに思えてしまいます。これは文法的に正しい用法なのでしょうか?」という点について教えて欲しいです。
- また、バラの葉や鶏頭の花といった表現や、seが「もし~なら」の訳として不自然に感じる部分についても教えていただけると助かります。
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質問者が選んだベストアンサー
この歌を知らないので無責任きわまりないので、ご参考にとどめておいてください。 さて、ご質問のポイントは3行目でしょうか、それとも4行目でしょうか? 3行目では、 fare 人 sposa 「人を花嫁にする」 farsi sposa 「(自分を花嫁にする→)結婚する」 se ここでは譲歩を表す。「たとえ~であろうとも、~だからといって」 全体で「たとえ君が結婚しようとも」 4行目では、 essere accanto a 人 「~のそばにいる、~の近くにいる」 「人」を代名詞にしても essere accanto a me のようになりますが、me と間接目的語にすることもできます。 addosso a なども同様に振る舞います。 Un carabiniere gli ha sparato addosso. Gli e' caduto un carabiniere addosso. 「私は君のそばにいるよ」
その他の回答 (2)
「私」はニーナに対し、敬称のVOIを使っています。私の歌はニーナをいつも魅了していましたが、結婚が決まり、彼女に歌を捧げるのは今日限りです。....だから最後の歌。 その歌の歌詞(歌中の歌) Foglia di rosa,o fiore d'amoranto. Se ti fai sposa,io ti sto sempre accanto 韻を踏んでいるのはrosa-sposaとamaranto-accanto バラの葉よ、鶏頭の花よ もしおまえが花嫁になると言うのなら私は何時までもおまえの側に留まろう。 Ti sto.....というのは古語でも何でもありません。日常的に普通に使う言い方です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一度tuで呼んでいた元恋人を再びvoiで呼ばなくてはいけない・・・なんて、切ないですね。タイトルと相まってかわいそうになってきます(^^;
fiore d'amoranto は 鶏頭の花 なんですか?私の知ってる辞書にはありませんでした。 そうです、韻を踏んでいます。ですが古い用法ではありません。 3行目は「もしきみがわたしと結婚してくれるなら」、4行目は「わたしはずっときみのそばにいるよ」です。 3行目は再帰代名詞の用法です。sposarsi の形で辞書にあります。「自分自身を結婚させる」です。二人称だから si を ti に変えます。 わたしもオペラが好きで、イタリア語を勉強した動機のひとつです。
お礼
さっそくのご回答、ありがとうございます。 私も高校生のときに合唱をやっていた延長で、イタリア歌曲を聴くようになって、イタリア語に興味を持ちました。語学そのものとは別に、その外国語に関係あるジャンルに興味があると勉強って途端に楽しくなりますよね。
補足
鶏頭はamarantoでした。打ち間違えたようです、すみません(^^; 3行目の「もし~なら」が不自然だといったのは、この歌の冒頭で、歌をささげている『ニーナが(前にこの歌の「私」と付き合ってたこともあるようです)、(別の男と)明日結婚すると(他の人が)私に言った』とあるからなんです。 M'han detto che domani, Nina, vi fate sposa...です 別の男と結婚するのに、もし結婚するなら私がそばにいる、というのもなんだか・・・と思いましたので。本文に書いておけばよかったですね。舌足らずですみませんでした。
お礼
seは譲歩だったのですね。納得です。 4行目に関しても、補足までいただきありがとうございます。tiはaccanto a teの方だったのですね。大変参考になりました。ありがとうございました。 この曲に限らず、トスティはきれいな曲をたくさん書いています。もしよろしければ、お聞きになってみてください。