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言葉遣いについて
言葉遣いについて、分からないことがあるので、質問させてくださいm(_ _)m 電話業務をやっているのですが、その中で疑問に思うことが2つあります。 まず、「~ですとか」という言葉遣いです。 例えば、「敬語の種類には尊敬語ですとか、謙譲語ですとか、丁寧語があります」のように 使うことがありますが、言葉遣いとしては正しいのでしょうか? もうひとつが、「ご~して頂く」についてです。 例えば、「ご確認して頂く」「ご送付して頂く」等です。 「して」が必要ないのだと思うのですが、なぜ入っていてはいけないのかが上手く説明出来ないのです。 どなたかご教授頂ければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
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はじめまして。 1.「~ですとか」: 言葉は時と共に変化する生き物で、時代の流れの中で定着する語もあります。しかし文法的に誤りある「間違った日本語」が世間の慣用語としてまかり通っています。「とか」はまさに、世間で流布する「間違った日本語」なのです。 (1)ここで使われている「とか」のとは、本来は格助詞「と」の用法で、ご質問文の例文のように、「一類のものを並べ立てるのに使う」時に用います。例: 「見ると聞くとは大違い」 「彼と私とは兄弟だ」 本来は列挙するもの全てに「と」をつけるのが正式な形です。 (2)ここで使われている「とか」の「か」は副助詞で、「列挙した中のどれかが成り立つ」場合に使われます。例: 「生きるか死ぬかだ」 「晴れるか雨が降るかだ」 (3)つまり「と」は列挙の数が増えていく「並び立て」の用法なのに、「か」は列挙から「選択する」という用法で、この「と」と「か」は、文法的にも意味的にも同じ用法ではないのです。従って、同化できない2つの助詞の用法は、明らかに誤法となります。 (4)格助詞「と」を用いて一類のものを列挙して「AとBとCとがあります」と言う時、ABCに動詞を持ってくるのであれば、連体形にして「こと」という名詞をつけなければなりません。例:「Aすることと、Bすることと~」ご質問文の「尊敬ですとか~」のように動詞の終止形が来ることはありません。 (5)以上を踏まえご質問文の例文を文法的に正しく訂正すると 「敬語の種類には尊敬語と、謙譲語と、丁寧語とがあります」となります。 2.「ご~して頂く」: 「ご確認して頂く」も「ご送付して頂く」も文法的に同じ用法なので、前者を例にご説明します。 (1)敬語語を用いない元の形は「確認してもらう」になります。 (2)「確認して」というのは「確認」という漢語に「する」の連用形「し」が接続し、接続助詞「て」に接続したものです。「確認+し+て」という複合語です。 (3)「ご確認」の「確認」は相手の動作になりますから、相手の動作につく「ご」は尊敬語になります。 (4)「~して頂く」は「~してもらう」の丁寧語で、「(相手に)~してもらう」という客体(相手)を必要をする動詞ですから、この丁寧語には動作をする相手への敬意が含まれています。 (5)以上から、この表現には、尊敬語+相手への敬意を表す丁寧語が使われており、相手を十分尊重した表現になっています。<「して」がはいっていけない>ということはありません。 (6)「ご確認頂く」は「して」という動詞が省かれただけで、敬語の文法上の用法、敬意の程度においては「ご確認して頂く」と変わりはありません。ただし、「確認」という漢語に「確認する」という動作を込めた用法として使われており、やや漢語的=男性的=事務的なニュアンスになります。どちらがいいというものではありませんが、状況によって使い分ければいいと思います。 以上ご参考までに。
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- OKAT
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1.「赤色ですとか、白色ですとか、青色があります」 という表現は、おかしいと思いませんか。特に「です」を途中に入れること。 2.「ご確認して頂く」「ご送付して頂く」 最近、よく引用される文化庁の下記サイト http://www.bunka.go.jp/1kokugo/pdf/keigo_tousin.pdf の40ページにある 5 「いただく」と「くださる」の使い方の問題 をお読みください。この場合は「して」が無く、「ご確認いただく」「ご送付いただく」になっていますね。「して」を付けると、なんとなく「ご確認する」「ご送付する」という謙譲語と判別しにくくて、違和感があります。こちらにその気ががなくても、相手に誤解される可能性はありますね。 ついでに言えばその次の 6 「させていただく」の使い方の問題 も読んでおいてください。 因みに、わたしは「いただく」をあまり使わない主義を守っています。「いただく」の動作主体は、あくまで「こちら側」であり、時には押しつけがましく感じられるからです。
- azuki24
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1.「ですとか」 「~だとか」もしくはたんに「~とか」でよいところを、丁寧表現として「です」を付けたものでしょう。いわゆる「商業敬語」のひとつではないかと。 「とか」そのものは会話文の中では特におかしな言葉ではないと思いますが、近年の若者語にみられる曖昧表現乱用の「とか弁」は聞き苦しいものがあります。 『広辞苑』 ---------------------------------- と‐か [一] (「と」も「か」も並立を表す助詞) (1) 例示し列挙するのに用いる語。例示する事項のあとに一々「とか」を付けるのが 本来の使い方だが、最後の例示のあとに付けないことがある。 「雨―雪―」「地位―名誉には関心がない」 (2) 一つの物事だけを挙げ、他を略して言う、または、それと特定しないで言う表現。 近年の用法。「コーヒー―飲んだ」 [二] (格助詞「と」に係助詞「か」の付いたもの。多く、「言う」「聞く」などを伴う) 内容が不確かである意を表す。「うまくいった―いうことだ」「結婚した―」 ---------------------------------- 2.「ご~して頂く」 「確認」「送付」を動詞とみなせば「して」をつける必要はないでしょう。 近年は「名詞+して」の形をとる語が増えているような気がします。いちがいに間違いとはいえないと思います。
- otasuke009
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#1です。 一部間違った説明をしてしましました。すみません。 正しくは、 「ご(お)~する」では「~する」人を目下とする謙譲語。この場合相手を下げることになってしまいます。 「~していただく」は「~してもらう」人を目下とする謙譲語。 混用するのは間違いということです。 失礼しました。
- otasuke009
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「ですとか」についてはあまり自信がないのですが、 「だとか」を丁寧にしたのが「ですとか」なので 文法的に誤りとは言えないと考えます。 しかし、丁寧語は発言の最後につければ充分なので、 「~だとか~だとかがあります。」のほうがすっきりします。 さらに「とか」はどちらかといえばぞんざいな表現なので、 「敬語には尊敬語や謙譲語、丁寧語があります。」という言い方がよいと思います。 「ご~していただく」は誤用です。 「お(ご)~する」は謙譲語で、「~していただく」は尊敬語です。 混用するのは間違いで、「ご確認いただく」「お送りいただく」が正しい表現です。 「ご教授」→「ご教示」ですね。余計なことですみません。