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無水物のできやすさ・・・
酢酸とシス体のフマル酸などを比較したらどちらが無水物になりやすいですか?どう考えたらいいのか教えていただけないでしょうか。よろしくおねがいいたします。
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noname#30845
回答No.1
>シス体のフマル酸 マレイン酸のことですね。 酢酸の場合:2分子から2分子(無水物と水)できる。 マレイン酸の場合:1分子から2分子(無水物と水)できる。 1:分子内反応は分子間反応よりエネルギー的に楽である 2:エントロピーは増える方向に進む この事から、マレイン酸の方が無水物になりやすいと考えられる。
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- Tacosan
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回答No.2
#1 の 1 に関係するんだけど, 酢酸とマレイン酸の「水素結合の違い」という点はありますね. まずマレイン酸の方だけど, これは同一分子の 2個のカルボキシ基が水素結合します. つまり反応にあずかる部位が立体的にも近いということになります. 一方酢酸では, 通常 2個の分子が 2個の水素結合により環状になる傾向が強いです. ということで, マレイン酸では 1個の水素結合が -O- に変わる反応ですむんだけど, 酢酸の場合には 1個の水素結合が -O- に変わり, 同時にもう 1個の水素結合が切れることになります. ということは, 「1個の水素結合を切る」分だけ酢酸の方がエネルギー的に損をすることになります. ついでにいえばマレイン酸無水物が 5員環となることもエネルギー的に有利かな.