- ベストアンサー
クローン人間に賛成の方の意見を聞かせて!
大学の講義でクローン人間の賛否について考える機会がありました。反対派の意見が多いようですが、クローン人間について(どんな視野からでも)賛成のかた、ぜひご意見をお聞かせください。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
賛成か反対かといわれれば微妙ですが、世間に、もっとクローン技術(あるいはバイテク自体)の情報を、浸透させることが必要だと思います。 身近で感じた、「クローン技術誤解の例」としては、 1.100%まったく同じ人間ができると思っている 2.臓器移植に使用される際に、一回「クローン人間」を誕生させ、「飼って」から殺して使うと思っている(こんなアプローチで臓器再生を研究しているところは絶対無いと信じたいですが...) でしょうか。 そもそも、危機意識が「クローニング」に集中しているあたりに、たまたま奇異で目立つ技術が、メディアの視聴率重視の戦略によって、ある意味祭り上げられているような、本末転倒な構造が作り上げられている感じを受けます。 「クローニング」自体は、一番恐れられるべきであるような技術では、ないと思います。だってドリーが何千匹生まれたところで、純粋にクローニングをしているだけなら、たいした害にはならないでしょう。何年か遅れで双子ならぬ何千子が生まれたようなものですから。クローン個体が、健全に作れているのかまだ不明ですから、「クローニング由来病」を持った個体を作り出してしまう危険はありますが、もちろん感染するわけもないし。 遺伝的多様性の破壊による、生態系の崩壊などには、細心の注意を払う必要がありますが。 人間のクローニングが行われる事は、生命倫理の面で、きわめて重要な問題ですが、生物学的に見る限りは、それほど危険であるとも思えません。 しかし、人間に、遺伝子組替え技術が適用されるのは、ものすごく怖いです。 あるいは発生学的手法であるとか。こういう技術を使えば文字通り怪物が作れるでしょう。 クローニングが、こういったきわめて危険な技術の、基盤となってしまうという意味での危険性は、あると思いますね。 ただ、生物学の発達を、この分野、技術に限って、とめるというのは不可能だし、今のままの技術レベルでは、多分人類(少なくとも日本は)はいつか崩壊すると思うし。 何はともあれ、俺は、「バイテクは核の一億倍恐ろしい」と信じております。 バイテクを悪から守るにはまず教育でしょう。 だから三割削減反対!
その他の回答 (4)
- HATABO7013
- ベストアンサー率42% (23/54)
「クローン人間を作る=同一の人間を複製する」 という考えがそもそも間違いだと思います。 自然にできたクローン(=一卵性双生児)を同一の人だと考える人がどこにいるでしょう。遺伝子が同じだけで,個人は個人です。 不妊治療などへの応用も考えて良いと,個人的には思っています。 ただ,弊害を申しますと 1.女性のみでも生殖ができるため,「性」「結婚」などというものの意義が薄れる可能性がある。 2.遺伝的な交配がされないため,頻繁に用いられると「生物の多様性」を失いかねない。 3.体細胞クローンの場合,遺伝子発現に何らかのトラブルが起こる可能性がある。 といったことが挙げられます。
臓器工場とか、スペア人間とか暗いキーワードが並ぶこの分野ですが、 よく考えたら、臓器移植したいのなら、 ES細胞(万能細胞)から直接その臓器だけ作り出せばいいわけで、 人間そのものまるまる作るよりは反感が少ないかな、と。 いまだかつて、人間が作り出した技術で社会に受け入れられなかったものがありますか?(いや、ない。たぶん・・・?) と、考えていくと、私は賛成派というよりは、無気力派です。ま、なるようになるかな、という感じです。
- oponnpo
- ベストアンサー率32% (155/481)
本当は、賛成ではありませんが、あえて、良い意味を考えるなら、 不妊治療の一貫として、親と同じ遺伝子をもった子供が生まれる可能性があると思います。技術的には早晩完成されるでしょうし、また、イギリスではもう、そういう妊娠があったと言う話もあります。 こういう話でいつも私が思うのは、 クロ-ン人間=コピー人間という考えはまちがいだということです。 一卵生双生児は元は同じ細胞から分裂し、同じ遺伝情報を持っていますが、れっきとした別人格です。 クロ-ン人間がちゃんと1人前の人格として尊重され、臓器移植に使えるだの、愛する人の代わりだの言わないのなら、私は、コレもありかも、と思います。
比較対照として適当かどうかわかりませんが、今まで議論されてきた新技術である、「核実験」などと比べた場合の「クローン技術」は大きく異なっている点があります。 それは、必要コストと、必要施設が、思ったより安く、小さなもので可能なことです。 コストなら、かなりのお金持ちなら個人でクローン人間をつくる施設を作ることが可能です。また、施設も大型の船のなかになら収まるので、法律の及ばない公海上でやってしまえます。 たしかにこの技術は、この世に存在したほうが良いか悪いかで言えば、ないほうが良いと思います。 しかしながら、この技術ができてしまった今、禁止しても個人が勝手にやってしまっていますので、敢えて禁止せず、容認していったほうが良いと思います。 個人が勝手に研究して、進んだ技術を持つようになり、公的な技術は、禁止されることでまったく低いレベルでとどまるほうが怖いです。 まあ、どんな生物でも子孫を残すのがひとつの生存理由ですから、それを効率よくする方法のひとつと思います。もっと技術的な発展があればクローン技術も、今思われているのとは違う方法(医療など)で活用ができると思います。そういう意味でも研究は進めていくべきだと思います。