図形問題での”比”がどの様な意味かというと難しいのですが、あくまで個人的な考えでいうと、図形とはそもそも具体的な大きさよりも、それらがどのような大きさや長さ、位置関係において作られているか、いわば”比”によって作られるものであるからでしょう。
たとえば、正三角形であれば、”三辺の長さが等しい”や”三つの角が60度(2つの角)”ということで三角形が成り立ちます。正三角形を定義するときは、具体的な大きさ(何センチとか)はどちらかというと動でもよいはずです。重要なのは、お互いの相対量(長さ、位置関係)を変えずに表現することであるはずです。
つまり辺BCとABの長さの相対比をBC/ABとして用いて、これが図形問題で、特に相似なものなどを説明するのに好都合であるのでしょう。高校であれば、sin, cos,tanなどもでてきますが、これらも比によって定義されたものといっても良いでしょう。
分数の概念が分からない、というのでしたら、別に5/10であれば5は10の何個分にあるか?というような理解で問題ないはずです。同様にAB/BCというのはBCに対してABの長さがどれくらいか?を与えるものです。長さというのは比較する為には、”何”に対して大きいのか小さいのかが分からないと説明できませんよね。身長が170cmで”高い”という場合は”中学1年生にとっては(同年代の平均から)であって、イタリア人男性にとっては、”低い”といえるはずです。
補足
>BC/ACではないですか? そうです 点を大文字で表すのを知りませんでした BC/ACというのは例えです 文字式においての分数などや 図形問題においての小数などの意味が分からないんです あと辺の比について詳しく教えていただけないでしょうか