副詞を伴う他動詞の使い方

質問

The man is backing the car up.
（男は車をバックさせている）
という文章があるのですが、

The man is backing up the car.
では間違いでしょうか？

辞書で単語を調べると、
back 名詞　up
back up　名詞
といった使い方をすると記載されています。
これと同じパターンをよく見かけるのですが、

（上記質問と重複する部分があるのですが）
名詞の位置は、backの後ろか、それともupの後ろに持ってくる
のかというのはどのように判断したらいいでしょうか？
特に決まった位置などというのは無いのでしょうか？

以上、よろしくお願いいたします。

回答No.3

yoohoo_7 · ベストアンサー

>名詞の位置は、backの後ろか、それともupの後ろに持ってくるのかというのはどのように判断したらいいでしょうか？特に決まった位置などというのは無いのでしょうか？

次の(1)、(2)は、基本的にはどちらを用いても構いません。
(1)back 名詞 up
(2)back up 名詞

ただ、次の(a)～(c)のような若干の規則があります。
(a)「名詞」の位置に入る言葉が代名詞である場合は、(1)を用います。(2)は用いられません。これは、代名詞は短いので末尾にあると聞き落としやすいからです。
(b)「名詞」の位置に入る言葉が代名詞以外の場合で長さが長い場合は、(1)よりも(2)が好まれます。これは、upを聞くまでに長い「名詞」を聞いていると文の構造が分かりにくくなるからです。
(c)「名詞」の位置に入る言葉が代名詞以外の場合で長さが短い場合は、(2)よりも(1)が好まれます。これは、目的語相当語は動詞の直後に置いた方が収まりがよいからです。

ただし、(1)はかなり厳格な「規則」ですが、(2)、(3)は個人の好みも関係する程度のごくごくゆるい「傾向」程度のものです。

>The man is backing up the car.
では間違いでしょうか？

上記の通りなので、間違いではありません。ただ、「名詞」がこの程度の長さであれば、backing the car up の語順の方が普通です。

お礼

こんばんは。はじめまして。

こ、これは明快すぎる回答ですっ。
理由を副えて丁寧に解説していただき
ありがとうございます。

これで次回からこういった文章を目にしたとき、
英作文をするときに迷うことは無さそうです。
ノートへメモしておきます。

ありがとうございました。

回答No.2

ichiromari

No.1 の補足の回答です

give up や put on のような熟語（決まった言い方）の場合にそうなると思ってください

back up は上のような熟語ではなく、他動詞の back（～をバックさせる）だけでも使えます。up は付属的に副詞として、目的語の the car のあとにきただけです。up がなくても通じます。しかし、上の give up や put on は 省略できません。give up と back up はそっくりですが、微妙に違うのです。私の説明は、上の熟語の場合にそういう形になると理解してください

他動詞＋名詞＋副詞・・・普通の表現
他動詞＋副詞（熟語）・・・名詞によって語順が変わる

お礼

こんばんは。たびたびありがとうございます。
yoohoo_7さんのご回答と合わせて考えて、
より良く理解することが出来ました。

動詞+副詞でひとつの動詞のような働きをする
語に関しては、切り離すことをせずに文末に名詞
を持って来る事が多いということですね^^

ありがとうございました。

回答No.1

ichiromari

辞書で単語を調べると、
back 名詞　up
back up　名詞
といった使い方をすると記載されています。
これと同じパターンをよく見かけるのですが

（回答）代名詞（it、her、him など）の時は、back 代名詞 up になります。間に短い単語を置く方がリズムがいいからです。（強　弱　強　のリズム）

代名詞以外の普通の名詞は　back up 名詞　の語順になります。英語は音楽のように、強と弱のリズムを重視すると考えてください

補足

いつも明快な回答をしていただきありがとうございます。

ichiromariさんのアドバイスに従って考えると、
The man is backing the car up（×）
The man is backing up the car（○）
ということになるのですが、

闘耳というTOEICリスニング用の本には、
（×）の文が掲載されていました。

これらはどのように解釈したら良いでしょうか？

お時間があるときでけっこうですのでお教え
いただきたく思います。
いつもありがとうございます。