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敬語の分類が増やされる理由
尊敬・謙譲・丁寧という敬語の分類が、6分類に増やされると答申されたそうですが、その理由はなんでしょうか。また、私たち普通の社会人に及ぼす影響はどんなことでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
再度のご質問への回答が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 今回、文化審議会が敬語の分類を見直したのは、 分け方を厳密にすることで理論的に敬語を身につけてもらおうという狙いからです。 そこで、従来の「丁寧語」の中から新たに「美化語」を独立させるとともに、 「謙譲語」を2種類に分けることで、3分類が5分類したというわけです。 美化語というのは、「お酒」「お料理」など、「ものごとを美化して上品さを表すための言葉」を指し、「です・ます」などの丁寧語は、「相手に丁寧に話す言葉」と位置づけられています。 また、謙譲語は、 〈1〉「伺う」「申し上げる」など相手への敬意を表す「謙譲語1」 〈2〉「参る」「小社」など自身や自らの行為を丁重に表現する「謙譲語2(丁重語)」 に細かく分けられています。 ご質問で >営業のベテランが若い新入社員に、敬語の用い方を教えるのに不都合が生じて とありましたが、たしかに最近では、特に謙譲語の使い方を混同している若者が増えているため、 分類をより細かに、厳密にすることで正しく使ってもらおうという意図があるのでしょう。 文化庁の2004年調査では、約96%の人が、敬語を「必要」「ある程度必要」と答えている一方で、 「先生がおっしゃられたように」という二重敬語を「気にならない」という人が6割以上にのぼったのだそうです。 また、翌年の05年調査では、「正しい敬語を使っているか自信がない」と回答した人が約37%もいたといいます。 かくいう私も、決して自信があるというわけではありませんが、 常に相手を敬い、立てる気持ちで接していけば、自然と敬語も身につくのではと思っています。 なんだかあいまいな回答になってしまったようで、申し訳ありません。
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- katsup
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今回答申されたのは6分類ではなく、5分類だったと思います。 要するに従来の3分類ではどっちつかずのケースが出てきて分かりにくかったため、 それをより整理するための細分類化ではないかと思います。 私たちの日常生活にはさほど影響はないと思いますが、教育の場では案外大変かもしれません。 教科書を変えたりする必要も出てくると考えられますしね。
お礼
ご回答ありがとうございます。私の勘違いで、確かに5分類でした。 「従来の3分類ではどっちつかずのケースが出てきて分かりにくかった」とのことですが、社会生活での運用、たとえば、営業のベテランが若い新入社員に、敬語の用い方を教えるのに不都合が生じての改正案なんでしょうか。お手数をおかけしますが、この点も教えてください。
お礼
しつこい質問にも、懇切丁寧なご回答ありがとうございます。敬語の分類を増やす理由のみならず、世の敬語使用の実態にまで教えてくださり、誠に感謝に堪えません。敬語は私も自信がありませんので、これを機会に勉強してみます。