研修インストラクターをしています。
教えた方はどなたですか?
ちゃんと外注の研修会社のインストラクターなら言わないと思いますが
まあ敬語は簡単そうでかなり難しいところなので
間違えたまま教えている講師も実はいます。
(教わっている当人は全然わからないから)
そのイチ
「私で構わなければ・・・」とは通常使いません。
多分電話や来客で当人が不在時に使う際のことではないかと思いますが
その際は「よろしければ私が(代わりに)承ります」と承って最後にちゃんと「私○○が承りました」と入れてくださいね。
その2
『「私でお差し支えなければ」になると教えていただいたのですが』
それはガセネタです。絶対使ってはいけません。
お差し支えなければ ご住所・お名前をご記入いただけますか?
とか 相手に対して聞く時に、つまり、主語が相手になるのです。
そのサン
「私で宜しければ・・・」といった表現は間違えているのでしょうか?
間違えではありませんが、
慣用句としては よろしければ私が・・・のほうを覚えたほうが楽ですし、よく使われます。
そのヨン
「お差支えなければ・・・」は尊敬語ですか?それとも謙譲語ですか?
長年この仕事をしていますが、この質問は初めて受けました。
ちゃんと勉強しようとされていてえらいですね。
尊敬語・謙譲語・丁寧語と敬語には三つあるのですが
それは動詞に使います。(見る・行く・来る・食べる)
(食べる→ 召し上がる・頂く・食べます)
尊敬語は主語がお客様が になり
謙譲語は主語が私、あるいは 私ども となります。
お差支えなければ というのは クッション言葉といいます。
相手に依頼する時にワンクッション入れる言葉です。
お差し支えなければのほかに・恐れ入りますが・失礼ですが・ご面倒ですが・申し訳ございませんが、などがあり
例えば何か相手にしてもらう時、
これ書いて(ちょっと待ってて)といいたい時に
ご記入下さい(お待ち下さい)だけだと 失礼なので
申し訳ございませんが、お手数ですが、など頭につけて
かつ、質問系にするのです。
恐れ入りますが こちらに ご記入頂けますでしょうか?
申し訳ございませんが少々お待ち頂けますでしょうか?
となります。そうすると
ハイいいですよと 気持ちよく書いて(待って)もらえるのです。
これはお客様だけでなく、上司、先輩、友人に頼みごとする時にも
知っておくと便利です。
このクッション言葉をいくつ知っていて
どれだけ使いこなせるかが接客業では勝負となります。
はじめは難しいかもしれませんが、敬語はある程度パターンが決まってますし、敬語をきちんと使えることは財産になりますから
ぜひがんばって言いなれて、きれいな言葉遣い身につけてくださいね
お礼
おはようございます。 解り易い解説と回答を頂きありがとうございました。 「お差支えなければ」は、クッション言葉だったんですね! とても勉強になりました。 しかし、「本当に」日本語って難しいですね。日々痛感いたします。 しっかり勉強し、正しい日本語が使えるようになりたいと思います。 また、質問させていただくことがあるかと思いますが、 その際は、ご回答いただけますようによろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。