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非決定の権力とは?
現在、政治学を学んでいる者なのですが、権力についてわからないところがあります。 ルークスの権力論では、二次元的権力観で非決定という形での権力について述べていますよね。 非決定という形で権力が行使されるとは、具体的にはどういうことを指しているのでしょうか? さらに事例を挙げるとすればどのようなものがあるのでしょうか? この2点がわかりません。回答お願いします。
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#1のご指摘のうち前段が「非決定権力」です。 たとえば「教師による体罰」の例で言うと、 ○1次元的権力(古典的な権力概念) (例)与党が体罰禁止法を議会で可決させて体罰を禁止すること。 (例)野党が提出した体罰禁止法案を与党が議会で否決して体罰を容認すること。 ○2次元的権力(非決定権力) byバクラック&バラッツ (例)体罰が社会問題として認知されているのに、意図的に政治的議論の俎上に上げないこと。 ○3次元的権力 byルークス (例)体罰容認派がマスメディアや教育プロセスを通じて「体罰は問題ない」という認識を人々に植え付けること。
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- netcatme
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回答No.1
問題になりそうなものをもみ消すとか、議案にあがったものを否決するとか、そんなものでしょ。 たとえば、公害訴訟をしようとする人に圧力をかけて、訴訟をあきらめさせるとか、これは公害としては対象外ですとかの条件をつけるとか、法律にいろいろ付帯条件をつけて機能しなくさせるとかかな。
質問者
お礼
回答ありがとうございます。非決定の意味がなんとなく理解出来た気がしました。ありがとうございました。
お礼
なるほど!!とてもわかりやすいです! 1~3次元的権力が体系的に理解できました。ありがとうございます!