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大戦中のモナコとサンマリノ
フランスと強い関わりを持つモナコと、国土をイタリアに囲まれたサンマリノは、両国とも自前の軍隊を持たない国ですが、二つの大戦では連合国、枢軸国、中立国のどの陣営に属したのでしょうか。 また、大戦中の両国の国内の状況なども教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。
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モナコの第二次世界大戦の話を書き忘れました。 モナコは中立ですが、ペタンと学友だったルイ2世は ヴィシー政府のシンパでした。 しかしイタリアのムッソリーニが1943年にモナコを占領。 ファシスト傀儡政府を立てます。 ムッソリーニ失脚後はナチスドイツが軍政を交代し ユダヤ人狩りを行って、 ドイツ軍の退却までオランダのように支配されました。 大公はナチスの政策に面従腹背の方針で、ゲシュタポに抵抗しつつ、 そのまま名目上の統治をつづけたので 厳密には中立を守ったこといなります。
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- caesar-x2
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モナコ公国は、フランスの保護下に、 サンマリノ共和国はイタリアの保護下に、 ついでにリヒタンシュタイン公国はスイスの保護下に それぞれあります。 独立国として国際的に承認されてはいますが、 サンマリノはイタリア統一以来、 モナコとリヒテンシュタインは第一次世界大戦の終結以来、 保護国なので外交・軍事は宗主国に依存します。 リヒテンシュタインは1867年から永世中立国でした。 第一次世界大戦でも第二次でも、 モナコとサンマリノは中立でした。 サンマリノはナチスドイツがイタリア半島で戦ったときに 数週間だけ戦場になりますが、連合軍もすぐに退去しました。 ちなみに両大戦においてヨーロッパで中立を保った国は スイス、リティテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、アンドラ、 スペイン、スウェーデンです。(ポルトガルは第一次で参戦)
お礼
回答ありがとうございます。 とても参考になりました。 モナコもサンマリノも、大戦とは無関係ではいられなかったことがよくわかりました。