人間が嘘をつかなくなったら

質問

遺伝子の突然変異かなんかで、人間が嘘をつく能力を失ってしまったらどうなるんでしょうか。

とりあえず悪徳商法はなくなります。

回答No.6

kigurumi · ベストアンサー

なんという器具だったか忘れましたが、宗教の信者と偽信者を機械で判別することができると読んだことがあります。

信者の方は絶対にその機械により検査は受けないでしょうし、宗教団体は信者が本当に信仰心を持っているのか知りたくもないし、知る人も全くないので、入会に当たり機械で判定することもしないと思います。

さて、人間はどうして嘘をつくのか。
利己的な遺伝子のふるまいからですよね。

人間に限らず、鳥だって騙すということをします。
例えば捕食する側の動物は、捕らえやすいものを襲います。

親鳥とその子供。　どっちが捕らえやすいかというと、子供の方。
ところが親鳥が、羽が折れた演技をした場合、捕食する側は子供を追わず親鳥を追います。
十分子供が逃げたとわかると、親はさっと空に飛び立つ。
捕食側は「え？」ってなるわけです。

食虫植物もトラップをはり食料を得ます。

ということは生命体は生存のためにやるわけです。
食べるために　生きるために　やるわけです。

「虫を騙して捕まえて食べるなんて僕にはできない」という食虫植物がいたら、死にます。
虫を騙して捕らえて食う遺伝子を持っているのが生き残り繁栄をするわけです。

生き残っている我々だって生きるために嘘を演出することもある。
勢力拡大のためやることもある。
問題なのは嘘をつく人よりも、それを見抜けず捕食されてしまった人です。
トラップを誰もが捕食のため張りあう。
それをトラップだと見抜けなければ相手の養分になる。
お馬鹿さんは子孫を繁殖できません。
従って生き残っている人は少なくとも生き抜くために嘘や演技ができる人たちです。

突然変異でそれが不可能になるとその種は絶滅する。
と推測することができます。

では嘘をつく必要が無い社会にすればいいわけです。
どんな職業であろうと1日1万円。
危険を伴う仕事だろうと、ただぼーーっとしているだけの仕事だろうと均等に誰もが労働をした時間が8時間で1万円。
医療は無料、老後も保障されている。
夢のような社会です。

社会主義や共産主義がそんな感じですが、それをやめてどんどん民主化しています。
つまり自分の能力に合ったものが手に入らないと人間は不満なわけです。

中には頭がよくて、社会のメカニズムの欠点を利用する人がいます。
法律では防げませんので、誰もがその頭のいい人に騙されたような気がしますが既存の法律には抵触していない。
法律の抜け穴を利用したとは思えるが、現在の法律に抵触していない以上、罪だとなりません。
野放しです。
では法律を改定したとしましょう。
どんなに法律を作り出しても、抜け道を見つける頭のいい人がいつづけるのでいたちごっこで、法律や社会の仕組みが複雑になっていきます。
そんな細かい法律まで知らないので、知らずに法律に抵触してしまい、違反として罰金まで科せられる人もいる始末です。

悪徳商法だとしようが、現実、法律で禁止されていないし、購入者の多くがそれで満足して感謝すらしているのだから、他人がとやかく言う必要は無いってわけです。

宗教団体に何千万と寄付して、感謝感激で幸福に満ちた暮らしをする人もいれば、「怪しい　もしかして騙し取られた？」と疑いを持つ人もでてくる。
そうなると何千万寄付した人たち同士の争いです。
片方が「ハッピーだからほっといてくれ」　
もう片方は「偽者だ　騙され教団に金を寄付したため　その教団の別組織が北朝鮮に核兵器を作る資金として信者の寄付が流れてしまったため、日本は脅威にさらされているのだぞは大変な目にあっているのだぞ　その宗教団体に寄付するということは日本を核で滅ぼす行為を助けているのだ　この売国奴が」って争うわけです。

いやはや　もう大変な騒ぎとなり国家の危機となると、民事裁判で済まされるわけにはいかず国が動き出すわけです。
そして国外に為替や国外に持ち出す金額の上限が決められたり法律が改定されていくわけです。

と　つらつら考えてみましたが、一筋縄ではいかないですね。

お礼

長文のご回答ありがとうございます。いろいろ示唆に富んでいますね。
ご回答のキーは
○自然界は弱肉強食
○サバイバルの必要から「嘘」は存在する
○「嘘」をついてまでのし上がろうとか成功しようと社会全体で思わなければユートピアが実現する
○人間性（動物性）から他者よりぬきんでたいと思うことから逃れられない
○良心はそれらの野望の前には力を持たない
○法秩序や社会規範でそれらを取り締まろうとしてもいたちごっこにならざるを得ない
○「悪意」の悪徳商法は存在するが、全国民的被害者意識もなく逆にそれをありがたいと思う人もいるのでいので消滅しない

これらいちいちもっともだと思います。現実だと思います。

そう考えますと、まことにこの世に生きている気力がなえます（泣笑）
それでこんな質問が思いついたんだと思います。

ですので、まず人間が動物の本能をを捨てることができるかというところに帰着しますね。そして、本能を捨て去った生物は・・・

生物ってどうもくだらないですね。

回答No.10

hakobulu

嘘というのは、良い意味でも悪い意味でも隠蔽を目的としていることになりますが、その目的が何かという点が問題になるように思います。
つまり、嘘自体に罪は無い、と考えます。
悪い目的というのは何かということになりますが、難しいので素直に本題に絞って述べてみます。

現人類の進化段階で「＞人間が嘘をつく能力を失ってしまったら」
今よりさらに殺伐とした社会になると私は思います。
嘘は、本当の事が暴露されないようにつくものでしょうが、逆に考えると嘘をつくことで、「暴露されると大きな被害を及ぼすような事柄」が規制される結果になっている場合も多いように思うからです。
つまり、嘘をつく能力だけが失われても、嘘で隠さざるを得ないような事柄に関与してしまう（心理）状況は変わらないわけで、それが嘘というオブラートを外れて生身のまま人々に示されることになるでしょう。

暴走族がうるさいといってバイクを取上げたからといって、彼らの暴走する理由が無くなるわけではないので、違う形でその理由に基づく行為がなされるのではないかと思いますが、それはおそらくさらに過激な形をとるのではないか、という考え方と似ています。
悪徳商法の場合の目的は楽をして金を稼ぐことでしょうから、さらに悪徳なお世辞にも商法とは呼べないような「直截的な金の稼ぎ方」が跋扈する社会になるような気がするわけです。

問題なのは、「嘘をつくこと」ではなく、「嘘をつくことを選択せざるを得ないこと」だろうと思います。
悪徳商法の実行者は、喜んで嘘をついているわけではおそらくないでしょう。
罪であることには無論変わりないわけですが、そのような選択しかできなかった、ということだと思います。

結局、「嘘をつく」というのは（広義での）怖れに起因すると私は思います。
（逆に、怖れに身を投じることでカタルシスを得ようとするような、ある種の神経症的な状況も想定できるでしょう。）
この怖れを感じなくても良い社会が実現した時に、嘘はつけるがつかないという選択を人間は自然にするような気がします。

お礼

大変納得しました。
嘘も方便と言うか、人間性が変わらない限り、その手段を奪われただけでは基本的に社会は変わらず、あらたな手段を求めざるを得ないという事になるのは自明ですね。それは社会と自然のありように掛かっている、人間としては受身の状況ですね。

回答No.9

mmky

[人間が嘘をつかなくなったら]
ですか。よい社会になると思いますね。今はどうかわかりませんが、昔は小さな善人村ありましたね。うそつきは村八分か出て行くしかないような村ですね。こういう社会が広がれば、当然、うそつきや詐欺師は住めなくなりますから、そういう人たちが集まったソドムのような都市ができるのでしょうね。つまり住居地域が分かれるということですね。貧乏なものが富者の町には住めないように、うそつきは善人町にはすめないということですね。町や都市の長もすぐ決まりますね。一番の善人が長ですね。詐欺師の町は一番の詐欺師が長でしょうね。人の心は互いに見えないから現在の玉石混交の社会が成立しているのですが、互いに心が見えれば、玉と石は分かれるしかないんですね。善人が詐欺師を知らずにすごせ、詐欺師や悪人が善人をしらずにすごせる社会はストレスのない社会ですね。でも勉強にはならないかなと思います。近くにやくざの親分が住んでいて、またその近くにやさしい爺さんが住んでいて、またその近くに詐欺師が住んでいて、それをみて互いに違いを知ることもいろいろ学べて楽しいということはありますね。でもどちらかといえば、うそつきや詐欺師や悪人のいない善人ばかりの町に住みたいですね。ちなみに私の住む小さな町は善人の町ですけどね。

お礼

世に善人というか嘘つきが消滅したらと言う事なので、どこでも正直者ばかりになります。でもご回答のように、人間性が変わらないとしたら、善悪分かれざるを得ないでしょう。うそがとりあえず均衡を保っている事はありますね。そして、人を読むと言う能力は衰えるでしょう。しかし確かによい社会になることは確かだと思います。

回答No.8

fishbowl66

お礼拝見しました。
気になってはいたのですが、嘘と騙し、微妙ですね。
全く同じとは思いませんが、言葉の意味の問題にはあまり立ち寄りたくありませんので、此処では、質問の趣旨に従って、白旗を揚げて撤退させていただきます、まぁ、時間の都合で停戦ですね。
改めて回答するのは、白旗を揚げるためではなく、質問文の前半、遺伝子の事です。

遺伝子がどこまで決定できるのか、全てを遺伝子のせいにしてしまうと、「親はなくとも子は育つ」「利己的なのは遺伝子のせいで当然さ」こういった所で、不安があったのです。
遺伝子がどこまで決定するかはまだ解りません、例えば、人類に何百種類の言語がある、チュムスキーは、普遍言語を提唱して、そこに、普遍性を認めるようですが、そもそも、種類の違う言語があることは、遺伝子の届かない部分もあるわけです、全てを遺伝子のせいにすれば、要するに、決定論になる。

この事が申し上げたかったのですが、今回、質問の意図と外れて、大変失礼しました。
とにかくこの質問から「一般人」は、気楽に撤退させていただきます。

お礼

遺伝子といったのは単なる思い付きで、質問に際して必要であったからではありません。混乱を招いてしまったようで、申しわけありません。

回答No.7

htx2005

例えば、自分のこころ（感情）に嘘をつく
非生産的ないさかいを避ける、
社会的な平安を保持するための嘘。
＝本音と建前は非常に大切な社会生活のスキルであるが、
これが遺伝子レベルで成立せず、学習ができないと仮定すると
この社会構造は根底から瓦解すると考えます。

本音からの直接行動のすべてを
許容する寛容さが本心から行われない社会構造は、
つまり、肉親レベルからの成立が困難となります。

悪徳商法はなくなりますが、
商法そのものの基本が成立しない社会となると考えます

お礼

確かにそうですね。社会意識の成立はほとんど困難になる気がします。結局人間平和に暮らすためにうそが必要悪なのかもしれないですね。ただ、それが過度に許される、放任されると言うのはよくないと思われます。
しかし、慣れってないでしょうかね。社交辞令やら商売口上やらそういうものが存在しない社会であれば、それに適応できないかとも思います。

回答No.5

konagoo

既にＭＲＩを使用してほぼ１００％嘘を発見することが可能となっています。
また、海馬はチップ化されてますし、脳に電極を入れて出力信号を意識的に出せることが実証されています。そのうち脳から信号を取り出すことも可能となって来るでしょう。
と、脳－コンピュータ接続が可能となって、その次は、脳－脳接続で、これを無線で出来るようになると嘘をつくどころか自分が誰だか解らなくなる日がきっとやってくるでしょう。

お礼

そういう進歩もあったのですか。科学技術の進歩によって人間性の問題に踏み込めるようになれば、社会意識が変わっていくのでしょうかね。確かに自分の考えなのか人の考えなのか混乱するあるいは同一になってしまう事態まで行くと、たいへんな状況でしょう。

回答No.4

noname#69788

日本の政治家はうそをつきすぎると思います。アメリカでは、堂々と増税するといっている候補者が選挙で当選することがあります。日本の政治家もアメリカの政治家を見習って欲しいです。

お礼

西欧社会と日本社会はそういう面でも違うんですね。見習ってほしいものです。これはやはり道徳性の問題とも絡んできますね。

回答No.3

ORmituhide

まじめに考えますと、まず社会が成り立たなくなります。
嘘を吐くということが言葉だけの問題だとしたらこれで済みますけど、言葉の上だけでなく、気持ちに嘘を吐けないということになるとそれは即ち、自分の欲望までも制御できなくなるということです。
その場合社会は崩壊し地球上は地獄絵図になります。働く人はいないし、強姦、強盗、殺人なんでもありです。

言葉の上で嘘を吐けないだとしたら、友達もできず家族ともうまくいかず孤立して精神病を患って自殺が相次ぎますかね。それとサービス業はすべて成り立ちません。ネット上のやり取りならできるかもしれませんね。
国の問題で言えば、政治家は確実に消えます。国の政治がままならないため経済はひどいことになります。
世界の問題で言えば、世界は確実に戦争になります。日本の首相の一言でめちゃめちゃ怒る恐い国が近くにいますから。

それと悪徳商法はなくならないと思います。商品を売るバイトの人がこれは本当に良い商品なんだと認識していれば、それが例え法外な価格で何かを売りつけたとしてもバイト君は嘘を吐いてはいないですし。悪いことを考えるのと嘘を吐くは同じことですかね？

お礼

もちろん、すべて架空の話ですので、気持ちには嘘をついてもいいと思いましたが、対人行為社会行為においては「本能的に」うそをつけなくなったらどうかと。それでも社会が回ることはできるのではないだろうか、今より良くか悪くかです。
例えば相手がさえない格好をしていて、それをわざわざ口に出すと言うものではなく、聞かれたら言葉を濁すのでなく、「さえない」と言う。あるは泥棒が留守宅の玄関を開けて侵入しようとして近所の人に見られて「何してるんです？」と聞かれたときこれも「空き巣に入ろうと思って・・・」としか言えないとしたら。あるいは警察の取調べや裁判がすごく簡素化することなど。怨恨の殺人などは残っても詐欺罪的な犯罪は消滅すること。
戦争を考えてみると、やはり相手の本意を見ることができるので始めるというのが多いのではないでしょうか。所詮嘘は役に立っていないのではと思えることが、政治レヴェルでも日常レヴェルでもある気がするんです。
悪徳商法というのは、明らかに自分が不当なことをやっていると言う意識があって行っているものの事です。

回答No.2

fishbowl66

嘘をつく能力が、遺伝子にあるなら
色々矛盾が起きますね。
嘘は、結構高等な生物上の問題です。

例えば、蜜蜂の八の字ダンスに、嘘があるのか。

言葉の最初は、恐らく他人を支配する事ですね
未来は解らないですから、うまくいかない事もあります。
それは嘘でしょうか、嘘と騙すを混同していませんか。

お礼

動物に嘘ってあるのかもしれないですね。ただ人間になくなってしまったらと思いました。
確かに政治的なところにまで行く問題です。人間性に不可欠のものなのかもしれません。嘘とだますは結局レヴェルの違いで同じではないでしょうか。

回答No.1

noname#57948

と言う事は、なんでも平気で大きな声で言ってしまう子供だらけの世界になるのでしょうか?　嘘はつかなくなったものの、傷ついたりショックを受けるとかは有るんですよね?　嘘をつかなくなったなら本当の事を言われても全然気にしない精神にしてもらわないと困るかも?

お礼

そうそう。でもそういうの慣れる気がします。真実とだけしか向き合わない向き合えない生活って、結構楽かもしれませんよ？でも礼儀を失するというのとは違う気がします。善意を持ちつつ「嘘」だけつけなくなったらという感じです。