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ワーカビリティーとコンシステンシーの違い
定義として、 コンシステンシー:流動性の程度 ワーカビリティー:施工の容易性 という違いがあるのは分かったのですが、いまいち同じニュアンスの単語に思えます。 下記のページでは ワーカビリティー:コンシステンシーおよび材料分離に対する抵抗性の程度によって定まるフレッシュコンクリート,フレッシュモルタルまたはフレッシュペーストの性質であって,運搬,打込み,締固め,仕上げなどの作業の容易さを表す。 http://www.pref.miyagi.jp/jigyokanri/sekkeimanyuaru/sekkeisekou/sek... とあって、「材料分離」のバロメーターも含めたのがワーカビリティーなのかなと勝手に解釈しそうなのですが、 この二つの言葉の違いを教えてください。 例えば、一方がよいのに一方が悪い場合は存在しますか? また、スランプ試験ではワーカビリティーを図ることができますが、コンシステンシーはどんな指標で表すのでしょうか?
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建築用語ポケットブック構造編より 【コンシステンシー】 まだ固まらない物質の流動性の程度をいう。セメントペースト・モルタル・コンクリート・石膏・粘土など、主として水の量によって流動性の変化する場合によく用いる。ちゅう(稠)度、軟度ともいう。セメントのコンシステンシー試験はフロー試験、コンクリートのコンシステンシー試験はスランプ試験で代表される。 【ワーカビリティー】 まだ固まらないモルタルやコンクリートの作業性の難易の程度。目的工事または部位ごとに、流動性・非分離性等が関与する。通常はスランプ試験・ブリーディング試験などで判断する。混和剤・気象条件・ポンプの揚程などにも注意しなくてはならない。 材料分離がワーカビリティにおいて大切なのはたしかですが、その他ポンプ圧送による閉塞や硬化速度など施工上における打ち込みやすさに関する様々な要因を考慮する施工上の用語がワーカビリティであって、コンシステンシーは主に含水率などによる流動性を示す材料上の用語という違いがあるのではないかと思います。 つまり用語を使用する分野自体が異なるのではないかと思います。 だから、粘土などは建築材料として用いることはないので、施工用語としてのワーカビリティを使うことはないでしょうし、物質の特性を示す材料学上の用語としては粘土に対しても用いられるようです。 両者ともコンクリートについてはスランプ試験で評価することが多いですが、ワーカビリティについてはブリージング試験を行うこともよくあり、モルタルについてはコンシステンシーはフロー試験で代表するようです。
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- tak-999
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確かにややこしいですよね。 私は「似たようなモノだ」と解釈してますが(笑 ご質問のようなやりとりのサイトを見つけましたので参考までに。
お礼
とても参考になるURLでした。 熟読しているとまた新たに疑問がわいてきました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 もやもやっとした理解が、具体的な言葉で説明していただいて十分納得いきました! 切り口の異なる別次元の言葉であり完全な相関性はないものの、両者が独立した意味を持つ言葉ではなく、つまるところ「コンシステンシー」は「ワーカビリティー」を作用する一要素として、意味上の包含関係が成り立っているように感じました。