まず、左辺の式についてですが、分数で表現された箇所に問題があります。
x/110とは、今年の男子の人数は、去年の男子の人数の110分の1
しかいない事になりますよ? これは大変な数字ですね?
しかも増加しているのに、減っているって何か変じゃないですか?
ここで、まず増減割合に関する問題についての簡単な例として、
例えば、100円の商品の20%引きはいくらになるでしょうか?
100円×(1-0.2)=80円になります。
また、100円の商品の消費税込み価格を求めるのに、消費税5%が
増加するわけですから、100円×(1+0.05)=105円になります。
このように○に△%増加した値は、○×(1+△×0.01)であり、
△%減少した値は○×(1-△×0.01)として計算する事ができます。
この辺の内容はご理解された方が良いと思います。
増減割合に関する文章題は結構見かけますから…。
あと、連立方程式を組み立てるときの注意点なんですが、
x+y=x/110+y/90とされていますが、
式が仮に正しく立てられていても、これだけでは情報不足
で、解が求まりません。
去年の社員数に関する方程式をx,yを用いて表すと、
x + y = 200
次に、今年の社員数に関する方程式を同様にx,yを用いて表すと、
まず、今年の男子の人数は去年の男子の人数xよりも
10%増加したので、1.1xとなり、女子の方は昨年の人数yよりも0.9%
減少したので、0.9yとなり、全体の人数は1.1x + 0.9yとなり、、
これは昨年の社員数200人とその増加分である10人を加えた210人、
すなわち今年の社員数に等しいので、
1.1x+0.9y = 210
となります。
後はこれらの方程式(連立方程式)を解くだけですね…。
お礼
大変分かりやすく丁寧に教えていただきありがとうございました!