基本的には問題文の指示通りに文字を置いてあげます。
昨年の男子の人数は何名→「昨年の男子の人数」を x人とします。
昨年の女子の人数を y人とします。
今年の男子の人数は昨年の人数( x人 )を元にして、6%減少したので、
(100 - 6 ) / 100 x = 94 / 100 x となります。
今年の女子の人数は昨年の人数( y人 )を元にして、5%増加したので、
(100 + 5) / 100 y = 105 / 100 y となります。
「昨年の全生徒数」を求めます。これは簡単に出ますね。
今年の人数( 466人 )は昨年より 4名減少した人数とあるので、
昨年の人数は 470人でした。
これらをもとに立式します。
連立方程式をまだやっていない場合は、
昨年の「男子」、「女子」、「全生徒数」から式を作ります。
「昨年の男子の人数」を x人とするところは変わりありませんが、
「昨年の男子の人数」+「昨年の女子の人数」=「昨年の全生徒数」、
「昨年の女子の人数」=「昨年の全生徒数」ー「昨年の男子の人数」
すなわち 「昨年の女子の人数」=( 470 - x )と分かります。
「男子の人数」+「女子の人数」=「全生徒数」を利用して、
昨年と、今年について2つの式を立てます。
x + y = 470
94 / 100 x + 105 / 100 y = 466
これを解いて、x = 250, y = 220と出ます。
一次方程式ならば、少々めんどくさくなりますが、
x + ( 470 - x ) = 470としても、答は出てきませんので
(昨年の情報は 470 - x のときに使ってしまったので)、
今年の情報を使って立式します。
94 / 100 x + 105 / 100 ( 470 - x ) = 466 となります。
これを解いて x = 250 となります。
「昨年の男子の人数」は250人です。
一次方程式、連立方程式、どちらの場合でも計算過程が重要です。
お礼
解りやすい解説ありがとうございます。 おかげでスッキリしました。