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カフカについて
今、論文を書く傍らカフカを読んでいるんですけど・・・これが結構難解。彼の短編集の中でこんなのがありました。ある男(ジョセフ・Kという名前だったと思いますが)がふらりと墓地をおとずれ(たしかこの男の人が歩いているとき偶然見つけた墓地だったと思います)、ある墓の前に立っていると、芸術家のような人が近づいてきて墓石を彫り始めます。それはとても美しい文字で書かれ、この芸術家が「J」という文字を書いたとき、その男の存在に気づき、悲しそうな表情を浮かべました・・・ この物語の最後にこの男はこのお墓が自分自身のものと知り、墓のなかに入って行くんですけど。この話をうまく解釈できません、この物語について、カフカをどういうふうに読めばいいか教えてください。
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noname#32495
回答No.3
追加です。ちなみにこの絵の元は、マネの絵で、この棺おけに入った人物が生き生きと貴族風ないでたちで、このバルコニーにたむろしているという構図です。
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- hp_1200
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回答No.4
ぼくはその作品を読んでいないので推測でしかありませんが、次のように解釈してみました。 芸術家は死の原因のメタファーであり、死とは不条理に訪れるもので、人はそれから逃げることはできない。
質問者
お礼
ありがとうございました。なるほど、たしかに人は死から逃げられないですよね。『芸術家は死の原因のメタファー』・・・この芸術家はその男の名前を墓石に彫ったんです、っていうことは彼は死神なんですかね?ありがとうございました。賀正
noname#32495
回答No.2
ルネ・マグリットの「マネのバルコニー」と関連がある気がします。 気がするだけですけど。
質問者
お礼
ありがとうございました。早速参考URLを拝見させていただきました。これは私たちは生きた棺おけってことでしょうか・・・?賀正
noname#24295
回答No.1
SFとして読みましょう。
質問者
お礼
なるほど、的確ですね(笑)ありがとうございました。賀正
お礼
度々ありがとうございます。ルネ・マグリットをwikipediaで調べてみました。なるほどwikipediaの中でマグリットの作品を「目に見える思考」と呼んでいます。フーコーもマグリットの作品『パイプ』についてThis Is Not a Pipeという作品を書いているみたいですね。非常に興味深いです。ありがとうございました。