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地政学と政治地理学の違いとは?
地政学と政治地理学の学問としての違いはどのようなところにあるのでしょうか。wikipediaの項目を見てみましたがいまいちよく分かりません。両方とも非常に広い意味での地理的な状況・立場が(国際)政治にどのような影響を与えるかという学問という認識をしていますが、それだと両者の学問の違いが見えてきません。 具体的に地政学と政治地理学とでは研究するテーマが違うのでしょうか。教えて下さい。
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- chizuo775
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政治地理学というのは、マイナーな地理学の中でも最もマイナーな一分野であり、ほとんど社会的影響力を持っていない。 地政学というのは、体系的な学問、理論として成立しているかは疑問もあるが、国家間の政治的、軍事的な力関係を空間的に捉え、論じるときのものの考え方のことであり、多くの人に使われる。例えば、某ならず者国家と近接していることを日本の地政学的視リスクという。 というのが私の感覚です。部外者ですけど。
- purunu
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重なるのが多いとはおもいますが。。。 ・地政学:やはり、国家、国際関係、国際紛争などが主なテーマでしょう。一つ、例を: 「フィジーの首都スパの南太平洋大学には、・・・。学部長以下、数人の国際関係論の教授たちと懇談したが、「 Geopolitics」(地政学)という用語が、しばしば出てくる。・・・。南太平洋諸島の12カ国の独立国の相互関係における地政学なのだ 。」(http://www.yashinomi.to/micronesia/hakken.html) ・政治地理学:国際関係とは限らない。例を: 奈良女子大学の戸祭先生:「過疎山村の村落社会地理学、学校通学域の政治地理学、人口移動の地理学」 これに関して、私の考えでは、「国際的に自治体と学校通学域の関係を比較検討する」も(地政学でなく)政治地理学でしょう。
お礼
ありがとうございます。 政治地理学の方が地政学よりも国際関係に留まらない分取り扱う範囲が広いという解釈ですね。
お礼
ありがとうございます。 >政治地理学というのは、マイナーな地理学の中でも最もマイナーな一分野であり、ほとんど社会的影響力を持っていない。 地理学自体がマイナーかどうかはまた別の問題でしょうね。 >地政学というのは、体系的な学問、理論として成立しているかは疑問もあるが 地政学自体擬似学問と見なされてきたこともありましたし、今もって体系だった学問・理論として成立しているかは議論の余地があるでしょう。
補足
日本では戦後から久しく地政学は軍学と密接な関係を持つと言うことで、大学での学問から排除されてきました。わずかに数点の地政学に関する本が出版されたに留まっています。そのため地政学に関する詳細な知識を持った人は極少数であると見ています。それにもかかわらず最近地政学という語が地政学的リスクなどという形で、記事や評論で盛んに出てくるようになったのは何故なのでしょうか。