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冬に関する詩

日本の有名詩人で”冬”や”雪”に関する詩を書いた詩人を教えてください! なるべく有名な詩人でお願いしますっ! あしがとうございます!

質問者が選んだベストアンサー

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  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.5

それでは古いほうから。 ◆明治の象徴派の詩人、蒲原有明に『さいかし』があります。 不規則な文語定型詩であってリズミカル。詩人の代表作の一つと思います。 http://school.nijl.ac.jp/kindai/CKMR/CKMR-00045.html ◆また、高村光太郎は最近「智恵子抄」くらいしか読まれないのでしょうか。 一木を彫りこんでゆくような構築的な詩で、しかも冬を多くうたっています。 『冬が来た』は特に著名で、むかしは教科書にもよく載ってました。 http://kindai.bungaku1.com/taisho/dotei.html ◆口語自由詩を完成させたといわれる萩原朔太郎の第一詩集「月に吠える」の巻頭にある詩群、 『地面の底の病気の顔』『竹』、同題で別の『竹』などは冬至の頃の青竹に託し、 詩人の幻想や決意、魂が象徴的にうたわれています。 http://www.bekkoame.ne.jp/~poetlabo/AOSORA/tsukini/index.html そして最後の詩集「氷島」では、なんと漢文書き下し文のような詩に帰巣し、 『乃木坂倶楽部』『帰郷』『品川沖観艦式』『国定忠治の墓』などは明らかに冬の詩です。 冬そのものを歌っていないので、あるいは趣旨に沿わないかと危惧しますが、ご参考までに。 http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/akiko/hyoto.html ◆さて、明るい詩では堀口大學の『雪』があります。 精神のグルメ、エピキュリアン。一読、受け手の側の精神も生き生きとしてきます。  雪はふる! 雪はふる!  見よかし、天の祭なり!  空なる神の殿堂に  冬の祭ぞ酣(たけなは)なる!   以下割愛しておきます。図書館などでご確認ください。 ◆そんな詩をもう一つ。草野心平『風邪には風』  風邪には風・赤木颪(おろし)にむかってブンブン ブランコをふって暖をとった。 と始まります。少しだけ長めの詩です。 寒風にブランコを漕ぐ元気。暗く寒い時代というイメージがある昭和十年代の詩だったと思います。 最終行(以下五十九行略ス)も立派な詩の一部であって力強いと思います。詩集「明日は天気だ」所収 ◆最後に、一時はノーベル文学賞候補にもなっていた西脇順三郎から、『冬の日』 イメージそして言葉の運びは流れるようで、失われた時間への哀切はことのほか優美。 大好きな詩の一つです。その最初の数行を。詩集「近代の寓話」所収  或る荒れはてた季節  果てしない心の地平を  さまよい歩いて  さんざしの生垣をめぐらす村へ  迷いこんだ すでに膨大な量が書かれている現代詩(ここではとりあえず、 第二次大戦後に登場した詩人たちによって書かれた詩、 と仮に定義します)については私は更に多くを知りません。 それに詩そのものが現在ではサブカルチャーに「転落」し、 要するに、現代詩などほとんど誰も読む人がありません。 谷川俊太郎氏を筆頭とするホンの一握りの方たちを貴重な例外として、 とても「有名詩人」といえないのが残念です。 日本の現代詩は世界的レベルの規模と質を達成しているというもっぱらの噂ですが、 何かカラ元気みたいで、まるでヘソに力が入りません。 蛇足、失礼しました。

yuka0306
質問者

お礼

zephyrusさん、たくさんのアドバイスありがとうございます! そしてお礼が遅くなってしまったことお詫びします。 高村光太郎以外ほとんどが初めて聞く詩人です! 知識不足を痛感しました(><;) ありがとうございました!

その他の回答 (4)

回答No.4

 こんばんは。No.1です。雪がすでにいっぱい降り積もりましたね♪  恥ずかしいですが、中国の現代詩はほとんど読まないので、ご回答できなくて申し訳ありません。次のページで主な現代の詩人が列挙されているので、検索してみたら、現代の冬と雪の詩をヒットできるかもしれません。 http://www.cnpoet.com/jianjie/n/  次は私の感想を述べさせていただきます。根拠がないので、あまり深く考えないでください。  毛沢東の『沁園春・雪』は現代では知名度が極めて高いと思います。私はその雄大な雪景色と志に非常に憧れました。二番目の参考URLのFlashで「play」を押したら、『沁園春・雪』を聞けます。Flashを見ながら、お楽しみください。 詩の文字 http://news.xinhuanet.com/ziliao/2003-09/02/content_1058360.htm Flash http://www.zgntzz.com/Article_Show.asp?ArticleID=720  でも、それは詞なので、ご希望の現代詩ではないかもしれませんね。ネットで日本の方の訳文も探してみました。ご参考までに。 http://hyakumi.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/index.html  徐志摩の代表作『雪花の快楽』も現代では有名かもしれません。詩人自身の魂が真っ白の雪になって、美しさを極める世界にひたすら向かって飛んでゆく志を詠う詩です。二番目の参考URLのFlashで中国語を聞けます。 詩の文字 http://article.myebk.com/2006/200608/2006-08-29/295561.shtml Flash http://hanbing200412.bokewu.com/blog375850.htm  私の好きな現代詩人席慕容に『溶雪的時刻』という詩があります。『りんりりん』との季節の感覚が同じで、春が近づいた冬なのですが、男性が昔の恋人を想って、淡い感傷が漂っている短い詩です。シンプルで、淡々とした風格、本当の自分、小さいことよりの感動など、席慕容の詩のそういうような面が非常に気に入りました。 詩の文字 http://hi.baidu.com/castermei/blog/item/b4fabbfb5ca655224f4aead6.html 音声 http://www.crboo.com/log_71358_142827.html#comment  最後に、私の好きな冬の歌『雪人』のFlashをお送りいたします。「雪一片一片一片一片」(雪がひらひらひらひら?)というところはとても美しいと感じました。聖誕快楽♪ http://www.flash88.net/e/flashview/View_1663.html  乱筆で失礼いたしました。

yuka0306
質問者

お礼

awayuki_chさん、またまた返信ありがとうございます! 毛沢東も詩を書いていたんですね! 中国語から日本語の訳は毛沢東の詩でがんばってみようと思います♪ ありがとうございました!

  • gekkamuka
  • ベストアンサー率44% (138/309)
回答No.3

ANo.2さんの上げられた「春と修羅」3番「くらかけの雪」は、どこか不思議な響きがあって忘れられない詩です。 http://www.ihatov.cc/monument/069_.htm 知日家で知られる米人グレイ・スナイダーにこの訳文"The Snow on Saddle Mountain"があります。25歳の賢治の、この原文を分り良く英文にしてくれてて馴染み易いものです。 http://www.wenaus.com/poetry/gs-saddlemtn.html   ただひとつ頼れるのは、   鞍掛山の雪だけだ。   野原や森は、   雪が解けては凍り、また解けて、   まったく信用がならない。   たしかに今日は、酵母(イースト)のようなもやもやの   大吹雪が山を蔽っているが、それでも   ただひとつ、かすかな希望の種は、   鞍掛山の雪だけだ。           ─川本皓嗣訳「アメリカ名詩選」岩波文庫─  都会での「湿気を嫌う乾いた冬」での心象風景に出会って、なんとも衝撃的だったのは26歳の吉本隆明の「固有時との対話」でしょうか。 http://uraaozora.jpn.org/tyosimotokoyuji.html  三好達治「測量船」の「雪」も、出合ったときはショックでした。 http://blog.livedoor.jp/steffi1201/archives/6049605.html  中原中也の「山羊の歌」の中の「寒い夜の自画像」のインパクトは強烈でした。稀有な時代作家隆慶一郎にとっての魂の歌でもあります。 http://www.junkwork.net/txt/yaginouta/2/05.SelfportraitOfColdNight  雪といえばやはり歌でしょうか。 「雪の降る街を」 http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/yukino_furu_machiwo.htm 「雪」 http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/yuki.html

yuka0306
質問者

お礼

gekkamukaさん、こんなにたくさんアドバイスくださってどうもありがとうございました! さっそく拝見させていただきます!本当に助かりました♪

  • purunu
  • ベストアンサー率42% (518/1214)
回答No.2

宮沢賢治は、詩集の題が「春と修羅」となっていても、四季の詩がはいっています。「宮沢賢治全詩一覧:http://www.ihatov.cc/poems.htm」で日付欄が冬のをみていくと、岩手の冬のがあります。 いくつかを、この左のNo.でいってみます。  3. くらかけの雪  69. 冬と銀河ステーション  158.冬

yuka0306
質問者

お礼

purunuさん、どうも返信ありがとうがざいます! 宮沢賢治は有名ですね! 実は私も宮沢賢治の作品を見てみたんですが冬の詩が中々見つからなくてここで質問させてもらいました。 ありがとうございました!

回答No.1

 こんばんは。日本語を勉強中の中国人です。有名な詩人かどうかわからないのですが、以前、日本の小学校の国語教材で岸田衿子という方の『りんりりん』を拝読したことがあります。中国の漢詩の雪景色とぜんぜん違う雪景色を案内してくださいました。  「世界一小さなトンネル」や「りん りりん り り り り」などの新鮮な表現が心に響いて残りました。視点が独特で非常に趣がある詩だと思いました。参考ページも貼っておきます。子ども向けの詩で失礼いたしました。  とても良い質問をありがとうございます。私も一緒に勉強させていただきたいと思います。

参考URL:
http://www16.ocn.ne.jp/~ondoku/gr3rinnririnn.html
yuka0306
質問者

お礼

awayuki_chさん、返信ありがとうございました! 教えていただいた詩を読んでみました。 とってもかわいらしい詩ですね♪ awayuki_chさんは偶然にも中国人の方だったんですね! 実は私は今中国語を勉強しているんです☆ そこで日本と中国の詩から冬や雪に関する詩を選んで翻訳する、とゆうものなのですが、なかなか見つけることができなかったんです。 本当にありがとうございました! ちなみに中国の有名現代詩人で雪や冬に関する詩はありますでしょうか??

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