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虹という漢字
日本語の「虹」(という漢字)は英語のレインボーのことですが、 中国語での元々は、何か生き物のことを指したと読んだことがあります。 架空の生き物か、実在の生き物か忘れました。 ご存じの方、「虹」という字が意味する生き物について教えてください。
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虹は見た目の形状から、中国では龍の眷属だと考えられていました。 そのため、中国の一部地域では虹のことを、ズバリ「龍虹」と呼ぶところもあるようです。 虹を生物として捕らえているので虹には雄雌があり、雄を「虹」雌を「霓」あるいは「蜺」といいます。 #1で虫偏のことに少し触れられているので、補足を。 「虫(蟲)」とは生き物の総称で、羽蟲は鳥類、毛蟲は獸類、甲蟲は龜類、鱗蟲は魚類、裸蟲は人類のことをさします。 龍はその内、鱗蟲の王なので龍の仲間である「虹」には虫偏を利用しています。 蛇足ですが、「虹霓(こうげい)」でも虹を意味します。同じように「鳳凰」「麒麟」なども雌雄一対での表現となっています。
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- shangyan
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最古の字書『説文解字』を見ると、「虹」が生き物だという説はでてきません。そこでは「虹とはテイ(虫+帯)トウ(虫+東)のこと。形状が虫に似ている」とだけ書かれています。ここでは一般には虹のことをテイトウと呼んでおり、形が虫に似ているから虫偏とされています。また「籀文では申に従い、申は電のこと」と書かれていて、籀文すなわち大篆(秦の始皇帝以前の字体)では虫+申と書かれていてイナヅマと関係があったとする説があること、また虹という字は小篆(秦の始皇帝のときの統一字体)以後のものであることが分かります。これが2000年前の説です。 ちなみに甲骨文字では2つの半円形で虹そのもの形を象った字が虹を指す字であると考えられています。 また龍と関わるという説がありますが、これは虹の字からではなく、副虹を表すゲイ(虫+兒、あるいは霓)という字からと思われます。戦国時代の屈原が書いた『楚辞』という書物には現実世界に倦んだ著者が想像で天界に遊びにいくという話が書かれており、そこにこの字が現れます。ただし本文にはゲイが何であるかは書かれていません(楚は南方の王国で中原とは言葉が少し違いました)。その400年後の王逸の注釈に「ゲイとは龍に似た形をした雲のこと」という記述があります。ここでは雲のこととされていますが、龍の形をしているとされており、また一般に霓の字を副虹(古典では主虹を雄虹、副虹を雌虹と呼びます)の意味で使ったことから、虹霓ともに龍と関わるという説が出てきたものと推測されます。
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ご回答ありがとうございます。 思い出しつつあるのですが、私が知ったのは竜の子分のような生き物だった感じです。 詳しくありがとうございました!
- cubics
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こちらのサイトに参考になることが書かれています。 http://mukafish.hp.infoseek.co.jp/log-gogen5.htm 下記の投稿をお探しください。 「レー 虹 投稿者:Maniac C. 投稿日:11月 1日(土)04時13分25秒」
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ご回答、URL、ありがとうございました!
- jayoosan
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虫はヘビで、工は貫く ヘビのように長い長い光りが、大空をつらぬいてかかる橋という意味 という由来のことではないのでしょうか。 http://ww81.tiki.ne.jp/~nothing/kanji/q/q_016.html#虹1
お礼
早速のアドバイスをありがとうございました!
お礼
最後の一行も面白く拝見いたしました。 鳳凰と麒麟が雌雄を合わせて呼んだ言い方とは知りませんでした。 虹を生き物として捉えていたのですね。 ご回答どうもありがとうございました!