先日ちょうどセミナーをやったばかりですので、補足しましょう。
虹の七色の両端と真ん中を想像してください。赤と紫、そして緑なのが分かりますでしょうか? これが「光りの三原色」で、赤=RED=R,紫=BLUE=B,緑=GREEN=Gなのです。残りの色はどうするのかというと、この三色の組み合わせで作られるという訳です。三色ともあると透明(白)になります。
この仕組みを利用しているのが、テレビやPCのモニターで、画面をよーく見ればRGBの三色しかないことがお解りになるでしょう。三色の濃淡で1670万色を表現しているのですね。(各色256階調×3乗)
次に、絵の具で絵を描くことを想像してください。色を混ぜれば混ぜるほど濃く汚い色になっていったことを覚えておいででしょう。また、緑の絵の具がなくなった時、黄色と青を混ぜて作ったりしませんでしたか?
普段見ている「色」は、「ある物体に反射して跳ね返った電磁波のスペクトル帯域」で、例えば葉っぱが緑に見えるのは、太陽の全スペクトル中(虹の七色ってやつですよ)赤や青は吸収し、不要な緑色のみ反射しているからなのです。
このように、絵の具やインク=自ら光らない反射色は、混ぜるほどに濃くなり、理論上は黒になります。この、光りに対して「色の三原色」というのがあって、それがシアン(空の青です)=C、マゼンタ(ピンクです)=M、イエロー=Y、です。そして理論上はでるけれども実際にはできないのでブラック=Kで補って4色で刷るのがカラー印刷なんです。
まとめると、「光りで表示するものはRGBを」「インクなどで表示するものはCMYKを」使っているということです。
図版を使えるといいのですけれど、ちょっと乱暴な説明でしたかねえ?