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ディズニーランドの心理を探る
- なぜディズニーランドに夢中になるのか、なぜ働いている人(キャスト)は高いレベルのサービスを維持できるのか、なぜディズニーランドでは普段は買わないようなものも買ってしまうのか。これらの心理について探る。
- ディズニーランドの成功は異空間の演出によるものだけではない。職務満足感やブランドの効果も関係している可能性がある。心理学的な理論を適用し、ディズニーランドの心理を解明する。
- ディズニーランドの心理を深掘りするためには、関連する理論を学ぶことが重要。心理学やマーケティングの本を参考にしながら、ディズニーランドの成功の理由や心理学的な要素を読み解く。
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こんばんは、お勉強はうまくいってますか? 参考になりそうなものを検索してみましたのでご紹介します。 ・リピーター率について(1)(公表された数値) http://www.andrew.ac.jp/sociology/teachers/harada/students/2ss1080.html ・リピーター率について(2)(公表された数値をどう考えるかについて) http://q.hatena.ne.jp/1114222854 ・ディズニーランドが成功した原因分析(2ページありますので、一番下まで読んだら画面右下の2もクリックして2ページ目もお読みください) http://eri.netty.ne.jp/honmanote/kyozai/economy/002disney/index.htm ・ディズニーランドの従業員がなぜ高いサービスを提供できるのかについて書かれた本 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4769609124 ところで、リピーターのことなんですが、考えてみたら特定の顧客に何度も商品を買わせるというのは、経営の基本です。 ドラッグストアにせよ「さくらや」のような家電量販店にせよ、ポイントカードをやっているところがたくさんありますよね? 単純に商品の値段を割り引くのに比べ、ポイントカードを作るとその客はそのお店ばかり利用するようになるからです。 ディズニーランドでも似たようなことをやってまして、年間パスポートというのがあります。 http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdr/japanese/plan/ticket/annual_pass.html これを買うと何度も行かなければ元が取れませんので、結局、何度も足を運ぶ、そしてそのたびに食べ物や土産を買うためお金を落としていってもらえるということになります。 それと前回は書かなかったのですが、地の利がかなり有利に働いているという印象です。 地の利の1つ目は人口の多い地域にあること。 これはわかりますね。 地の利の2つ目としては駅のすぐ近くにあること。 アクセスが容易というのも何度も客を呼び込むのには有利ですから。 地の利の3つ目は東京から近いこと。 地方(海外)からディズニーランドだけのために来るのはおっくうでも東京観光のスポットの1つとして組み込むことは可能ですね。 ハウステンボスにせよ、ガリバー何とかにせよ、田舎に作った施設はことごとく失敗してます。 やはり遊園地だけのために遠くからやってくる人というのは限られていますからね。 東京という、地方、さらには海外からも人間を吸い寄せる装置をうまく利用しているともいえます。 ファン(リピーター)を獲得するために、立地からして用意周到に戦略を練っていたんでしょうね。 ということでちょっと話が経営学っぽくなりましたが、これをどういう風に心理学の話としてもっていくか?という話になります。 Q1なぜディズニーランドに夢中になるのか? 夢中になっているのかどうかは調査することが困難ですから、客観的な数値、たとえば入園者数がまったく落ちないことなどから、利用者の心理を探るというほうがやりやすいかもしれません。 だいたい、夢中になったためディズニーランドに来たという人ばかりではないということも考えられます(僕もそういう一人でした)。 たとえば家族を連れて本格的な遊園地に行きたいが、わざわざ遠くまで行きたくないという東京、千葉の人が消去法的にディズニーランドに何度も行くというケースもあるかもしれない。 何度も行くなら年間パスポートを買ったほうが安く付くだろうということでこれを利用しだすと、元を取るため本当に何度もディズニーランドに行くことになる、などなど。。。 ということはディズニーランドのリピータには本当に夢中になって何度も足を運ぶ人(ファン)と、消極的な理由から何度も足を運ぶ人がいるのではないか?と仮説を立てることができます。 そしてオリエンタルランドとしてはこの2つのタイプの人間を両方とも囲い込むため、それぞれタイプの心理をうまく利用して戦略を立てているのではないか? 前者(ファン)に対しては、夢やブランドという「快楽的なものを与えることによりリピートさせる」というアプローチ、後者に対しては経済的に損はしたくないという「不快感から逃れるという心理を利用する」アプローチ、という風に。 まあ僕ならこんな感じで書いていくと思います。 字数の制約があるようなので、今回の回答はここらでやめますけど。 心理学的なアプローチだけで行き詰ったら、ほかの分野(今回の僕の回答は経営学・経済学的な観点)から攻めて行けば突破できるかもしれません。
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TDLのスタッフについて。 単純に給与面の待遇がとてもよいです。 その代わり競争率も高いし、教育も厳しいです。 25年ほど前のオープン当時、東京でもウェイトレスのバイトが500円が相場だった頃、TDLでは700円でした。 パレードダンサーに応募していた友人から聞いた話ですが、半年に一度オーディションがあるそうで、決して更新性ではないそうです。 一方、別の友人は10年前、某○ンリオ○ューロランドで時給750円で、一日の研修でダンサーをしていました。 単純に人材育成には妥協しないということでしょう。 厳しく教育されていつでもクビを切られるという意識があれば、頑張って働くものです。 そしてその人材育成システムを維持できるのも、TDLの知名度とブランド力と資本力だと思います。 夢中になる心理というのはどうでしょうか。 リピーターという意味ですか? 実際にはリピートする客はごく一部でしょう。 普通の客はやはり演出に乗せられて、普通の遊園地と違う異空間に夢中になって楽しむ・・・でもだからって何度も行きたいとは思わないでしょう。 リピーターの心理としては一つはキャラクターの魅力。 キャラクターファンにとっては何度も行きたくなるでしょう。 それとやはり演出を少しずつ変えていること。ラーメン屋でも味を少しずつ変えて常連をつなぎとめるそうです。 でもこれはTDLに限らずどのテーマパークでもしていると思いますが、TDLは結構大掛かりにやっているということでしょうか。 普段買わないようなものを買ってしまう心理についてですが、これは非日常という言葉で説明できないでしょうか。 TDLのように、入園料も高めで、販売商品も高い値段に設定されているというのが、一つのブランド効果だと思います。 「もともと高いもの」という認識と、「高いことを承知で、今日はお金を使いに来たのだから」という意識が、販売意欲を促進させるのではないでしょうか。 つまりお金を使わないつもりならTDLではなく別の遊園地に行くということです。 参考になさってください。
お礼
回答ありがとうございます! そうですね、従業員はそんな中で働いていれば「自分は選ばれた」という気がしますしね。 リピート率は90%を越えていると聞きました。キャラクターの効果は大きそうですね! 参考にさせていただきます!ありがとうございました!!
2でもちょろっと回答したのですが、心理学的アプローチとしては、ブランド物を買いあさる消費者の心理、お気に入りのスターを追いかけるファンの心理、などと共通点を探ったら面白いのではないですか? 「はまる」ってやつです。 そのほか「好き」「満足感」「参加・一体感」「自尊心」「快楽」「中毒」などの言葉がバーっと思いつきました。 消費者をはまらせるためには脳が快楽を感じるような演出戦略って大事ですよね。 眠いので、もうやめますけど。 では、お勉強がんばってください。
お礼
わぁぁ!!眠いのに詳しく答えて下さって、嬉しいです。 そうですね、ファンの心理っていうのは関係してそうですね。 キーワードもなるほど~と思いました。大変参考になります。 どうもありがとうございます!!
「ディ」の変換が面倒なので、以下、ネズミーランドとして回答します。 ネズミーランドの成功はイメージ戦略によるブランド力と関係あると思います。 夢中になるリピーターが多いという話は良く聞きます。 演出を頻繁に変えているので毎回変化があって楽しいのだそうですね。 でも仮に家の近くにネズミーランド規模の遊園地があり、頻繁に演出を変えても、そう何度も行く気はしないと思います。 ネズミーランドだからこそ行きたい。 これってブランド物を買いあさる心理に似ていると思うんですよ。 たとえばシャネルが好きな人は、シャネルのバッグで新しい型が出るたびに気になる、金があれば欲しくなるみたいな。 バッグなんていくつも必要ないのに。 同じようにネズミーランドで演出が変わったと聞けば、ぜひ見に行ってみたくなる、というのと心理状況は似ていると思います。 働いている人のサービスレベルが高いのも、ブランド力のある職場で働いているという自尊心があるからでしょう。 一流の場所で働けるのは働いている人もまた一流の証みたいなものですから、ここ(ネズミーランド)で働くことに意義がある。 ほかの田舎遊園地じゃだめ、ぜひネズミーランドで働きたい、だからネズミーランドで働き続けられるよう努力するし、一流の労働者にふさわしいサービスを提供したい。 そんな心理があると思います。 ネズミーランドで財布の紐がゆるくなるのは「ここで何かを買う」こと自体が記念であり娯楽になるよう演出しているからですね。 これに関しては寺社でも同様の効果が見られますよ。 仏教に関心がなく、近所のお寺ではお賽銭なんて払わない人でも、京都や鎌倉などの有名なお寺を見物するときはお賽銭を払ったりしますからね。 こういう風に消費者を「その気にさせる」演出って、意外といろんなところでやってますよ。 大前研一という人が書いた「感動経営学」という本もヒントになると思いますのでご紹介いたします。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4093872996/sr=11-1/qid=1163603099/ref=sr_11_1/503-7658622-6760743 あとご質問から少しそれますが、そもそもネズミーランドがなぜブランド力を持つにいたったか? これはディズニーブランド(開園前からアメリカ文化として日本で有名だった)+立地条件(都心に近い&名前に「東京」と付ける)+メディアへの露出効果などと推測しています。
- lavi
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人目をひくテーマですが、このまま下手にまとめると擬似心理学的な内容で終わる危険性があると思います。どちらかといえば社会心理学の分野のような気もしますので、そこにメディア論や経済学・社会学などのアプローチからも考えてみたらどうですか? お読みになった本から解決されなかった点をうまく考察すれば独自のレポートになるわけで、本に書いてある理論をそのまま載せたところで何の面白みも深みもない、ただの文章になってしまいますよ(ちゃんと引用箇所・参考文献を書かないと盗作と言われかねません)。 あと、個人的には質問者様の3つのテーマは、若干方向性が違うと思われます。それぞれ単発で結論づけるより、一度ある段階でそれぞれをまとめて、そこからさらに考えを発展させて3つを束ね、最終的な結論へと持っていくのが(レポートとしての厚みも増して)適当ではないかと思われます。 一応(心理学もTDR労働も)経験者なのでなんとなく理解しましたが、守秘義務があるのでこれ以上は言わないでおきます。お役に立てず申し訳ない。
補足
アドバイスありがとうございます。 ゼミの課題なんですが、ゼミの先生が「前にもTDLについてをやった人がいたよ」と言っていたので自分も興味があるし、調べればすぐ書けるテーマかなぁと思っていました; 私もTDR労働経験者です! 方向性が違うのですか…1つ1つ章で分けて説明して、「これはこのような心理に基づくもので、これはこれで、これはこれで~これらの理由からTDLは人気を継続しているのである」ってまとめようと思っていたんですが、無理があるでしょうか?(^^;) 具体的にどのような本を読んだらいいのか何かありましたら紹介して下さると助かります。 レポートというか文献研究なので本を読んで参考にしたいのです。(もちろん引用、参考文献の記述はします!)
お礼
さらに詳しく、ありがとうございます!! なんとなく情報は集まってきました! 教えていただいたサイトも非常に参考になりますし、kinkykidsさんのお話もいろいろ納得です。 他のテーマパークとの比較もしたいと思っていますので、ハウステンボスやらなんやらについても調べて書こうと思います。 丁寧にありがとうございました!