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日本の火山帯の名前
日本にある火山帯の名前を教えて欲しいです
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結論からいうと,今は「東日本火山帯」「西日本火山帯」の二つに分けるのが普通です。 一昔前までは,北から「千島」「那須」「鳥海」「富士」「乗鞍」「白山」「霧島」と,七つの火山帯に分けるのが普通でした。 その理由として,単なる並び方の問題だけでなく,たとえば那須と鳥海では岩石の性質が違う,また富士と乗鞍とでも違う,といったことがあげられていました。 しかし,詳しく調べてみると,岩石の性質についてはけっこう例外もあり,一概には言えないことがわかってきました。 また,岩石のおおまかな性質という点ではむしろ,太平洋の海溝(千島海溝,日本海溝など)からの距離で決まってくるので,わざわざ細かくわける必要もないと考えられるようになりました。 さらに,プレートの動きとマグマの発生との関係がだんだんわかってきて,火山帯はそもそも太平洋プレートやフィリピン海プレートが日本列島の下にもぐりこんで,マグマが発生してできると考えられるようになりました。 そこで,さきほどの7つの火山帯のうち,最初の5つは太平洋プレートに関連しているものなので,ひとまとめにして東日本火山帯。 残りの2つはフィリピン海プレート関係としてこれもまとめて西日本火山帯。 となったわけです。 いまでも,社会科・地理の問題集や参考書の一部には古い名称が残っていたり(地図帳はだいたい改訂されているようです),「Q:日本に火山帯はいくつあるか。A:7つ」などと書かれているものがありますので,ご注意ください。 回答No.1で紹介されている北大の宇井先生のコメントもぜひご覧ください。
乗鞍火山帯・鳥海火山帯などの地名を冠した換算対の名前は使われなくなっているようですね。 今は、東日本火山帯、西日本火山帯と呼ぶようです。