人が罪悪感を持つというのは、人間社会の中で人として生きており、
自分のした行為がその社会の中では許されないのではないかと
本人が感じた時に生じるものです。
この場合
(1)行為をしたことにより快感を得た。
(2)それは人には言えない行為だと思えた。
(3)故にその行為は社会的に許されないのではないかと思った。
(4)人には言えない行為=罪な行為である。
●それが【罪悪感】であるとの考えに至った。
人間ではない動物、たとえば人に近い猿にマスターベーションを教えると、
何時でも仲間が見ていようが関係なくその行為に没頭すると言われています。
人間には人としての倫理観が備わっています。
それは「人間社会」とその中で生きてゆく上での「ルール」を知ることから生じるものです。
この「ルール」を守らなければ自分が人間社会の中で生きてゆく事が非常に難しいと
人間社会の中で生まれ育ったきた経験から自然に植えつけられてゆくのです。
地球上でたった一人、誰の眼にも触れることなく育った人間なら社会のルール、倫理観は育たないでしょう。
人は自分が他人の眼にどの様に映っているのか、評価されているのかを常に意識しながら生きています。
その中で人間が人としては行ってはいけない行為、罪というものがどんなものであるのかを知り、
そこに人間性が備わる事により「倫理観」「ルール」が生まれるのです。
それを知ってしまえば、人には言えない行為とは【罪な事】であり、
人間性をもってして【罪悪感】となるのではないでしょうか。
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