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小動物の死と進化
いつもお世話になります。ねずみなどの小動物は、少しの異変で死んでしまう。彼らは他から捕食されることが多いので、楽に死ねるよう進化している。という記事を読んだのですが、これは死ぬのにあまり時間がかからないので、人間から見て、あまり苦しそうでない、ということでしょうか。また、進化というのは種の繁栄に有利なことを伸ばす、という考えからすると、楽に死ねるというのは無意味な気もするのですが。
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個体の機能としては、確かに意味無いです。 集団や種として見ると、例えば食料が少なくなった、寒波に襲われたなんて場合に、飢餓や寒さに弱い個体の数を一気に減らす事によって、集団の中で耐性を持つ個体の割合を高めるメリットが生まれます。 食糧問題の場合には、特に顕著かと。 メンデルの法則の9:4:4:1の1の個体だけ生き残れば、次世代では更に強い特質を獲得できる事が期待できるとか。
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- daidou
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興味深いですね 確かに生き残りのためには個体を強化する、と言うのがすぐに考え付きます。 しかし、個体一つ一つは極めて弱体であっても、非常に強い繁殖力と膨大な個体数があれば、ちょっとやそっとじゃ絶滅しません。 ゴキブリなんかはいい例で、1匹見かけたら20匹はいると思えとか良く言いますよね。 ネズミにいたってはまさにネズミ算式にどんどん繁殖します。 大量に捕食されても、それを補えるだけの繁殖が可能であれば種としては極めて強靭であるといえるでしょう。 極端な話、1つがいの雄雌から生まれた子供が2匹生き延びて子供を産めれば、総体としての数は維持できる計算です それ以外の個体(子供を作らずに捕食されたりして死んでしまうもの)は、あらかじめロスとして見込まれている、という生存戦略です。 魚類のマンボウなどは極めて極端で数億個の卵を産みますが、そのうち生き残れるのはわずか数匹といわれています。 (それでも、種としての総体は維持できている)
お礼
大型の鳥類にも、あらかじめスペアとしてのヒナを産むのがいると、聞いたことがあります。ありがとうございました。
死ぬのが楽になるように進化している・・・って、おかしな話ですよね。 進化は、遺伝的な変化が結果として生き残りに、すなわち、次の世代にその変化を伝えるために有利だった場合に起きます。 だから、楽に死ねるように変化してたとしても、結局死んでしまうのだから、それが生き残りに有利かどうかなんて関係ないわけで・・・
お礼
そうですね。さっそくのご回答ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。進化というと強い側からだけ見てしまいますが、弱い側から考えてみることも大事ですね。