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あれ・これ・どれ・それ……の「れ」ってなに?

 指示代名詞や人称代名詞などに多くつきたる「れ」とは何なのでせうか。前々から気になりたりしかば,是非御教授のほどをば相賜はりたく存じまする。 -dainipponn-

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  • OKAT
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回答No.4

これらは現代語の「こそあど」言葉を挙げられたものでしょうが、実は古語にも「あれ」「なれ」「われ」「かれ」「これ」などの代名詞が存在しますので、これらを合わせて考える必要がありそうです。ところで古語では「あ(吾)」「な(汝)」「わ(吾)」「か(彼)」「こ(此)」だけでも代名詞として使われます。従って「れ」は代名詞の語尾と考えられます。  しかし、これではあまりに素っ気なくて回答になりませんね。そこであくまでも推測ですが、「古事記」の中に「故」という文字が使われていて、学者は「カレ」と読ませて接続詞として扱っています。この「故」は大野晋氏によれば「か(彼)あれ(ば)」だと説明されています。この説明を少々強引に持ち込めば、akemisennseiのおっしゃるように、「れ」は「あれ」から来ていると言えるのではないでしょうか。

dainipponn
質問者

お礼

 ご回答,本當にありがたうございます。  さう言へば,岩波の『古事記』の中に「故,……」という文章がありましたりね。「彼あれば」ですか……,いやはや以て興味深くございまする^^  皆樣のご回答を畢竟するに,動詞「あり」が鍵の樣です。  然れども「あり」はよく出てきまするね。「ず+あり」「然+あり」……。  皆樣どうもありがたうございました^^

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その他の回答 (3)

  • banzaiA
  • ベストアンサー率16% (100/595)
回答No.3

自信はありませんが、 あれ・・・遠称の代名詞で<彼>ですから、「あれ」は何とか結びつきそうな。 これ・・・近称の代名詞で<此・是・之>ですから、「これ」は何とか結びつきそうな。 それ・・・中称の代名詞で<其>ですから、「それ」は何とか結びつきそうな。 と思うのですが。いかがなものでしょうか?

dainipponn
質問者

お礼

 ご回答,誠に以てありがたうございまする。  #1,2樣が仰せられたる通り,「そ+あり」が變遷したるものかもしれませず。  ありがたうございました^^

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回答No.2

失礼しました。存在するという意味の動詞の「ある」が変化してるのかも・・・

dainipponn
質問者

お礼

 ご訂正の段,誠にありがとうございまする^^

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回答No.1

あれ⇒あそこにある(もの) これ⇒ここにある(もの) それ⇒そこにある(もの) どれ⇒どこにある(もの) のうちの「ある」が変化したものでは? もっと深く考えると 「自発」の助動詞「る」かな? あんまり自信ないんですけどね いかがでしょうか?

dainipponn
質問者

お礼

 ご回答に衷心より感謝し奉りまする。  「あり」の變化せるものとは,豫想だにしたることもありませず。  助動詞の「る」といふのも中々以て興味深かりまする^^  ありがたうございました^^

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