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νの読み方
E=hνに出てくるギリシャ文字のνはもちろん、ニューだと 思っていたのですが、最近、これを「ミュー」と発音され ている人に複数遭遇しました。(もちろん、物理の専門家 で、結構、大御所です。 一体、ミューと読む場合が有り得るんでしょうか???
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少し、この質問からはずれるのですが、以下: >ギリシャ文字にはラウンドパイのようなわけのわからない >文字があるので、もしや、と思っていたのですが、 「ラウンドパイ」というのは、どういう文字でしょうか? 初めて聞きます。古典ギリシア語、古代ギリシア語で、普通に使う文字として、一般の人が知らないのは、「語尾のシグマ」で、これは、古典ギリシア語の文章を見ると出てきますし、普通の文字なのですが、記号としての「小文字のシグマ」は、「σ」だけだと思っている人が一般です。「語尾のシグマ」は、シグマフか、スタウという名のようですが、「s」に似た形をしています……「s」ではありません。近いので、これを代用に使います。 あと、古代ギリシア文字として、「ディガンマ」「コッパー」「サンピー」という三つの文字があります。「ディガンマ」はFに対応し、「コッパー」はQに対応します。「サンピー」はラテン文字の対応文字はありません。 ラウンドパイとは、どういう記号でしょうか。少なくとも、ギリシア語の文字には、そういうものはありません。(わたしの知る限り、ないと思います)。 (と言いつつ、「下書きのイオタ」という記号が付くと、文字が少し変化するというのを忘れていました。フランス語の「セディーユ」のような感じで、「小さなイオタ」を、母音の下に付けるのです。これも、ギリシア語の文章を見ていると、幾らでも出てくる記号文字です。……あと、アクセントが付いたりすると、色々な感じになります)。 ……と書いていて、思い当たりました。それは「φ」の筆記体の形でしょう。「φ」は、丸を書いて、そこに上から下に斜め線を降ろしますが、「一筆で書く、書き方」もあるのです。波動関数などの小文字表記で、「φ」とは違った形の文字がありますが、あれは、「φ」の筆記体の別形で、文字としては、φと同じものです。(あれは、「ラウンドパイ」と呼ぶのですか)。
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- puni2
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(あれ,回答を投稿したと思ったんだけれど登録されてない。消しちゃったか) ラウンドパイという名称は初めて聞きましたが,LaTeXのコマンドで表すと\varpiで表示される文字ですね。(参考URLのページはLaTeXのギリシャ文字用コマンドです) (ちなみに\varphiで,φの上が突き出ていない形になる。) 天体力学では,惑星などの軌道要素の一つ,近日点経度を表すのに使います。日本語の本では,便宜上ωの上にティルダ(~)をのっけて印刷してあるのを見たことがあります。 定義は, 近日点経度(\varpi)=昇交点黄経(Ω)+近日点引数(ω) です。 理科年表などでは,Ωとωがあれば十分ということで,近日点経度は載っていませんが,欧米の天体暦には出ています。 なぜラウンドパイなのかはよくわかりません。ただのπだと円周率と紛らわしいからかな,とも思ったのですが,惑星歳差は平気で(?)πで表したりするんですよね。それと区別したかったのでしょうか。
- starflora
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まず、E=hν の式のなかでも、単独の「ν」でもギリシア文字としての読み方は「ニュー」です。 それで、大先生が「ミュー」と呼んでいるというのは、一つは、「貴方の聞き間違い」だということがあります。貴方が聞かれたのが、どういう意味の、どのレヴェルの専門家か知りませんが、理論物理の日本の大先生の言葉をその昔聞いていて、どうも、記号の読み方がおかしいと思ったことがあります。 おそらく英語式に呼んでいるのか、または、その先生の仲間うちでは通用するのだと思いましたが。つまり、貴方には「ミュー」と聞こえるが、当人たちは、「ニュー」と言っていた可能性があります。「ν」を「ユプシロン」だとか呼んでいたら、完全に間違いですが、「ミュー」と聞こえる場合、「ニュー」と呼んでいて、それが「ミュー」と聞こえている可能性があるのです。(また、この式の場合、「ミュー」でも「ニュー」でも、どちらでもよいということかも知れません。式を見れば意味は明らかですから)。 ニュートリノのなかの「ミュー・ニュートリノ」を普段から「ミュー」とか呼んでいるので、「ν(μ)」とμが添え字で付いていない場合も、「ミュー」と読む習慣があるのかも知れません。「ν(e)」は、電子ニュートリノとか呼び、「μ」は、ミュー中間子またはミューオンと呼び、「ν」は、ミュー・ニュートリノまたはミューだということになっているのかも知れません。 専門家でも、偉い人は、どうでもよいことは、どうでもよいので、ミューでもニューでも話が通じればそれでよいのではないか、ということで、「ミュー」と「ニュー」の発音が非常に似ているか、または、貴方の認識している「ニュー」の音とは違う発音をしているので「ミュー」と聞こえている可能性があります。これが、可能性として高いです。先生が変な発音をしていると、弟子や仲間はその真似をします。
お礼
やはり、ありえませんか。 ギリシャ文字にはラウンドパイのようなわけのわからない 文字があるので、もしや、と思っていたのですが、 納得いたしました。やはり、NはNですね。 >>一つは、「貴方の聞き間違い」 >>当人たちは、「ニュー」と言っていた可能性 実はおおいにあり得るのですが、一人ではなく、二人そういう 人に遭遇したので、疑問に思ったのです。 >>どのレヴェルの専門家か 学会とか内外のジャーナルで良く見る人です。 >>ミューニュートリノ 素粒子の人ではないので、その省略はありえません。 >>偉い人は、どうでもよいことは、どうでもよい、、、、 おお、真理を垣間見たような、、、 ありがとうございました。
- puni2
- ベストアンサー率57% (1002/1731)
波数のνですよね? 私も,皆さんおっしゃる通り,イーイコールエイチニューだと思います。 英語圏の人で,ヌーと読む人は結構いますが(newsもヌーズといったりする),ミューはないでしょうね。 もしνがミューなら,μは何と読むんでしょうね? あ,そっか。たぶんその先生にとっては,μという文字は単位の接頭語としてしか使わないから「マイクロ」なのかも。(あるいは,ご年輩だったら「ミクロン」か?) …失礼しました。
- Takeshi-Y
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ニュー。小文字の下部を尖らせて「υ」と書き分けます。 発音は「n」、ナ行の音です。 古代ギリシャ語のHPからの引用です。下記アドレス参照してください。 ただこのHPかなりマニアックですね。
- ymmasayan
- ベストアンサー率30% (2593/8599)
間違いなく「ニュー」ですね。 大御所の間違い、多いですよね。 「首相や大統領は孤独だ。最後の判断は自分で下さないといけないから」と言いますが、大御所の大間違い、沢山知ってますよ。 「デスク」と「ディスク」が入れ替わる人(ディスク・トップ、ミラーデスク)や「レジメ」が「デジメ」になる人など色々有りました。でもだれも指摘しません。 偉くなるって本当に孤独ですよね。裸の王様なんですよね。・・・おお、こわ!!
バリバリの文系も、雑誌は子供の科学、理科年表は手元にの私。非常に気になる質問ですね! 他の専門家の回答の回答が待遠しい! 私は、全然知らん。(ゴメン)『ν』ですよね!大御所の見解が訊きたい。 ちなみに、pHってありますよね。これは、化学専攻の先輩が、『ペーハー』って読みかたはおかしい、ドイツ語読みだ、ならすべてドイツ語読みに統一しないと変だろう。『ピーエイチ』なら、日本語の文章内で統一が取れる。(この説は、一般市民向けの「白書」だったので特にそう言ったとの事) やはり、上記のように、何か特殊な理由があるんでしょうか?まさか単純ミスとは… 翻訳会社(十年前。翻訳を校正&チェックの担当)時に、特殊な専門の翻訳は委託してたが、自称「化学専攻」に委託(一枚幾らと能力給)のフランス語の翻訳は、《ヒドカッタ!!!》…ellli…など基礎のキの黙字(ミュエ)を全部しっかりカナでマス埋めしてたが。 【ν】ですよね。ギリシア文字で大文字は【Ν】。英語表記は【nu】、中国語は【紐】、ラテン表記ならますますおかしいしロシア文字との発音でも近いのはあるが…。 素粒子に似た発音ありますが、その関係かな?それとも、質問文の式ではなく、特殊な式の定数or係数の頭文字の発音が【ミュー】となる場合かな? それとも、数学の式で何か約束or通例があるのかな? 回答にならずすいません。他の方の回答を私も待ちます。 誰か教えて! P.S. もし、大御所の専門家の「勘違い」ならどうしますか?(私は信頼する先輩の、「単純な勘違い」に何度か遭遇し「ドキッ」とし「指摘?出来ない。でも…」とドギマギし結局はそのままの経験結構あります。他のあらゆる面で「信頼してる」からの指摘不可。多分今も勘違いのままのはず)
- habukun
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大御所でも勘違い・思いこみはあります。若い頃に,ミューだと思いこんでしまうと,それがニューだとわかってもつい「ミュー」と言ってしまうのではないでしょうか? 誰が何と言おうと,「イーイコールエイチニュー」は「ニュー」です。
- sesame
- ベストアンサー率49% (1127/2292)
もしかして μ と混同されているのかも?
補足
ラウンドパイですが、ωの上に幅の広いチルダが乗った ようなものだと思います。MS-Wordの数式エディタでは、 オミクロン、パイ、ラウンドパイ、シータ、筆記体シータ、ロー の順番に並んでいるようです。 大昔に天体力学を習ったときに、頻出していました。 どういう変数だったかは、一向に思い出せませんが、、、。