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順列・組合わせの記号(P、Π、C、H)について
数学の教科書なんかで、 「順列・組合わせ」という章があり、 順列の計算には nPr のようにPが、 重複順列では nΠr のように、Π が、 組合わせでは nCr のようにCが、 重複組合わせでは nHr のようにHが、 それぞれ用いられます。 Pが permutation の頭文字、 Cが combination の頭文字、 というのは分かりました。 Π と、Hは、どこからくるのでしょうか。 どなたかご存知の方、教えてください。 (Π は、permutation の p をギリシャ文字にしただけなのかな?) 英語のスレッドでもよかったのですが、 当方、一応英語が専門のくせに、分からずにいるということで、 数学専門の方にお伺いしたく、 ここに質問させていただきました。
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英語にすれば、それぞれ homogeneous product、repeated permutation で、Hはその頭文字、Πはギリシャ文字でPに対応するものです。重複組み合わせは、同次多項式(x_1+…+x_r)^nの展開係数を計算するときに現れます。同次多項式(homogeneous polynomial)がおそらく由来です。またΠは通常は積の記号として用いますので、直感的にも分かりやすいものでしょう。 ですが、これらの記号は普通は海外では用いません。たとえば二項係数は多くの場合、( )の中に上下に数を二つ並べて書きますし、あるいは、順列は(n,r)=n(n-1)…(n-r+1)のように表すことが多いです。また重複順列はあまり記号法を用いる合理性がない(簡単に指数表示できる)ので、使わない方が無難でしょう。TeXのコマンドにも左下付はないので、"{}_"のように書かないといけません。こういうところにも海外で使われないということが現れています。
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- abyss-sym
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Hは、homo-geneous-product の頭文字です。 Πについては、ちょっとわかりません。
お礼
早速のご回答に感謝です。 数学の「重複」は、homogeneous なんですね。 すごく意外でした。 ありがとうございました。
お礼
なるほど、 homogeneous という形容詞の数学での使われ方まで分かって、 大変勉強になりました。 数学で用いる表現は万国共通というか、同じように使われると思いきや、 nHr や nΠr の記号は海外では普通使われないとのこと、 驚きました。 >重複順列はあまり記号法を用いる合理性がない(簡単に指数表示でき >る)ので、使わない方が無難でしょう。 これについては、今後の課題です(笑) ご指摘ありがとうございました。 趣味で数学をやっているため、指数とかは1から復習しないと、 まるで分からないんです。 先日やっと2次関数が終わって、今、順列&組み合わせの特訓中です。 詳しいご説明、大変、ためになりました。 本当にありがとうございました。