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棚卸資産の評価基準
低価法の時価になぜ正味売却価額を採用したのか よく理解できません。 お願いいたします。
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noname#45467
回答No.1
質問日からだいぶ日にちが経ってしまい、もう遅いでしょうか? 『企業会計』11月号に、棚卸資産の低下法強制適用に関する論文が記載されていたので、それを参考に回答いたします。 棚卸資産の収益性低下の見方には (1)用役潜在能力という棚卸資産の物的側面に注目し、その効用の喪失をもって収益性が低下したとみる。販売時における再調達原価を原則とする。 (2)キャッシュフローという資産の財務的側面に焦点を置き、その回収可能原価額の減少をもって収益性が低下したとみる。販売時における正味実現可能価額を原則とする。 という2つの見方があります。 今回の棚卸資産期末評価の基準改定では、適用すべき時価として期末時点の正味売却可能価額を予定しており、(2)の立場からキャッシュフローに注目した低下法の見方が採られています。 ※収益性の低下の判断規準として将来キャッシュフローに焦点を置く固定資産の減損会計と整合的であるわけです。
お礼
回答ありがとうございます!参考になりました。