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ヒ素標準溶液の希釈法と安全な取り扱い法

ヒ素の分析に関する研究をしています。 実験場所のヒ素の汚染があるかを調べるために、 実験場所に逆浸透水を適当な期間、放置したものを調べます。 そこで比較対照として基準となるヒ素の検量線を引きたいのですが、 いまいちヒ素の標準溶液の希釈方法、取り扱い方がわかりません。 論文や図書を調べたのですが、ただ単純に純水で希釈と書いてあったり、適当に希釈、または塩酸で希釈などとさまざまでした。 使用する機器はICP-MSです。 使用する標準溶液は 和光の013-15481 ヒ素標準溶液 100ml (As1000) 三酸化二ヒ素 含量:0.13% 成分As2O3 and NaOH in water pH 5.0 with HClです。 よろしくお願いします。

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  • mataoyu
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回答No.2

お使いのヒ素の標準溶液はすでにもうかなり濃度が低いので、これ以上稀釈したものは、1日以上保存はしてはいけません。 つまり、毎回、稀釈液は作ってください。 JISを読むと、このあたりは書いてあります。 JIS K 0102:1998 工場排水試験方法だったか、 JIS K 0101:1998 工業用水試験方法だったか。 確か、上の方だったと思いますが、忘れてしまいました。図書館などで確認してください。 なぜ保存しないかというと、1日以上保存したものは、ヒ素が容器に吸着して、溶液中の実際の濃度が下がってしまうからです。 稀釈には0.1mol/lの塩酸を使用したように思いますが、はっきり思い出せません。上のJISに書いてあります。 なお、ご存じとは思いますが、ヒ素を扱うときは、ガラス容器ならパイレックスを用いてください。他のガラス製品の中には、原料に不純物として入っているヒ素が微量溶け出し、低濃度のヒ素の分析値を狂わせるものがあります。

dopeman
質問者

お礼

mataoyuさんありがとうございます。 大変参考になりました。

その他の回答 (1)

  • esezou
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回答No.1

dopemanさん、こんにちは。 辛口です、質問者さんは化学を学ばれた上で、「ヒ素の分析に関する研究」をしてらっしゃるのでしょうか? 和光の013-15481はどう調整されているのか、ヒ素化合物を純水に溶かしているのか、硝酸溶液なのか、その辺をお調べになれば答えは見つかるはず。 卑しくも研究者がされる質問レベルとは思えません。

dopeman
質問者

お礼

esezouさんどうもありがとうございます。 今、大学4年で化学を学んでいます。 JISを見たところ調製方法が載っていました。 標準溶液は酸化ひ素(III)を水酸化ナトリウム(5%)を溶かした後、水及び適当な濃度の塩酸に溶かしてPH計にてPH3~6にしてあると書いてありました。 この場合は水酸化ナトリウム溶液と水及び塩酸で希釈というになりますね。気になるのですがこのときのPHも3~6にすればいいのでしょうか?和光の製品にはPH5と示されていたのですが・・。