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万物の根源は水、哲学者ターレスについて
現在哲学に興味がでて哲学入門書等を読み始めているのですがターレスという哲学者の紹介に万物の根源は水である、との言葉があったのですがここでの彼の紹介はとても短いものでしたので何故これで彼が哲学者に分類されているのか少しわかりにくかったのでどなたか教えて頂ければと思いました☆
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最初の哲学は、自然哲学として生まれました。これは現在の物理学によく似ているもので、自然の根源を探求しようという学問でした。この自然哲学がタレスによって創始されたのです。 タレス以前のギリシアの人々は、すべての物事を、神々の行為の結果としてみなし、神話を通じて、宇宙や人間を取り巻く色々な現象を説明してきました。ところが、タレスによって、神話的な世界観は退けられ、日常的な経験をもとにして、自然が探求されたのです。 タレスは、「万物の根源は水である」としましたが、その理由については、よくわかっていませんし、この考えは、現代人からみれば誤りであることは明らかです。しかし、今から2500年も前の人が、万物の根源は神であり、太陽も月も、海も空も大地も、すべて神が創ったと考えるのが普通であると思います。ところが、それを否定して、あえて物質的な「水」であると言ったところに、大きな意義があるのです。
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- corpus
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回答No.1
タレスは、水というよりは湿っぽさのことを考えていたようです。湿っぽさというのは、つまり生命のことだったのです。赤ん坊は湿っぽいが、死者は乾燥してしまう。湿っぽさには、何か生命力が宿っているのではないかと考えていたのだと思います。 なぜ哲学者に分類されているかはアリストテレスにでも聞いてください。
質問者
お礼
ありがとうございます♪
お礼
大変わかりやすく説明を頂きありがとうございます、漠然と教科書等の説明を読んだだけでは意味がつかみにくかったのですが説明をして頂いてタレスの主張が何故このように授業でも取り上げられるかがとてもよく理解できました ありがとうございます!!