根抵当権について（１）

質問

根抵当権者甲は、乙に対して有する根抵当につき、自己の丙に対する債務を担保するために転抵当権を設定した。
（１）甲は元本の確定前において、乙の承諾があれば、その根抵当権を第三者に全部譲渡することができる～×
（２）甲は元本の確定前において、乙の承諾があるならばその根抵当権を第三者に分割譲渡ができる～○
（３）甲は元本の確定前において、丙の承諾あるならば、その根抵当権を第三者に一部譲渡することができる。～×
（４）甲から根抵当権の一部譲渡を受けた者は、乙の承諾があるならば、その権利を第三者に譲渡することができる～×
（１）（３）（４）は何故そうなるのかがさっぱりわからず、（２）は丙の承諾がどうしていらないのかがわからないんです。
どなたかご教授お願いします。

回答No.1

shippo · ベストアンサー

(1)と(2)の答えが反対のような気がします・・・というかこの状態では説明ができません。
一応、私の考えを下記に書いておきます。

(1)根抵当権の全部譲渡ですので民法398条の12　1項により、根抵当権設定者である乙の承諾があるので譲渡可能だと思います。したがって答えは「○」のような気がします。

(2)根抵当権の分割譲渡ですので民法398条の12　2項乃至3項により、分割譲渡する場合にはその根抵当権を目的とする権利を有するものから承諾を得なければならないため、丙の承諾も必要になるかと思います。したがって答えは「×」のような気がします。

(3)根抵当権の一部譲渡なので民法398条の13の規定より、根抵当権設定者の承諾が要るので乙の承諾が必要。このため、丙の承諾だけなので「×」。

(4)根抵当権の一部譲渡は分割ではなく共有になるため、民法398条の14　2項により他の共有者の同意が必要なため、甲の同意が必要。このため乙の承諾なので「×」。

お礼

そうですよね～。答えが私もおかしいと思います。
ありがとうございました！