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この漢文、誰の何というものでしょうか?
高校か予備校で習った漢文なんですが、 賢人「王様、何を読んでいるんですか?」 王(?)「XXという偉い人の書です」 賢人「その人は、まだ生きているんですか?」 王様「いえ、既に死んでいます」 賢人「では、その言葉も、既に死んでいるのです」 ・・・・・・(続きは忘れてしまいました) ・・・はっきり覚えていないのですが、 確か、このような流れだったと思います。 誰の、何と言うものか、ご存知の方宜しくお願いします。
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『荘子』天道篇に見える寓話ではないでしょうか? 桓公讀書於堂上。輪扁#1輪於堂下,釋椎鑿而上,問桓公曰:「敢問,公之所讀者何言邪?」公曰:「聖人之言也。」曰:「聖人在乎?」公曰:「已死矣。」曰:「然則君之所讀者,古人之糟魄已夫!」桓公曰:「寡人讀書,輪人安得議乎!有説則可,無説則死。」輪扁曰:「臣也以臣之事觀之。#1輪,徐則甘而不固,疾則苦而不入。不徐不疾,得之於手而應於心,口不能言,有數存焉於其間。臣不能以喩臣之子,臣之子亦不能受之於臣,是以行年七十而老#1輪。古之人與其不可傳也死矣,然則君之所讀者,古人之糟魄已夫!」 #1は http://www.unicode.org/cgi-bin/GetUnihanData.pl?codepoint=65b2 の字ですが、「斫」に作るテキストもあります。 「糟魄」の出典とも言えるでしょう。 また『淮南子』道應訓にも同じ話が収められています。
お礼
そうです、これでした! garamondさん、ありがとうございます。