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自然な日本語に添削していただけないでしょうか。(雨が降り始めた)

 日本語を勉強中の中国人です。文を作ってみたのですが、私の作った文は自然かどうかとても心配で、添削していただけないでしょうか。作っていた時に特に困っている箇所も記しておきます。 『歩道を急いで歩いている時に、水が腕にぽつんと滴ったような気がした。 「あれ? 」と頭を挙げたら、また顔とまつげに数滴滴られ、雨がちらほら降り始めるのに気づいた。思わず足元を速めた。』 「滴る」という動詞は正しいのでしょうか。私の腕に連続的に濡れたわけではなく、ただ数滴濡れた感触だと思いました。ほかにも、「垂れる」、「落ちる」、「濡れる」などの動詞をいくつか思いつきましたが、ここで使えるかどうかよく判りません。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それについてもご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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回答No.9

awayuki_ch さん、こんばんは。 いろいろな題材で作文に挑戦していらっしゃるようですね。 いざ、自分で題材を選択して文章にしてみると、単語の選択、言い回し、動詞の変化、日本語的な表現方法など、最初のうちはなかなか難しいのではないでしょうか? でも、問題解決は作文の数です。回数です。頑張ってください。 ★まず、文章全体から伝わる違和感があります。 ⇒書き出しで「歩道を急いで歩いている時」とあります。→そして、最後のところで「思わず足元を速めた」と結んでいます。 ⇒言葉こそ違え、最初から足は速めていたわけですから、最後で思わず足を速めたと記してもピンとこないところがあります。 ⇒このような文章の流れですと、「最初はノンビリと歩いていたけど、雨粒らしき物を感じて【思わず】足を速めたとするのが自然です。 ⇒若しくは、最初から足を速めていたところに雨粒らしきものを感じて、【ついに駆け足になった】とするのかです。 ⇒この人の気持ちの変化を「足を動かす速さ」で表すわけですから、雨を感じた人の心の「焦り」、「動揺」、「速く、速く」という気持ちが表されなければなりません。その為には、最初よりも最後の「足」が速く感じられることが必要なのだと思います。 ★「水がぽつんと腕に滴ったような気がした」 ⇒「滴った」は「滴る」「滴り落ちる」などとして使われますが、「ぽつん」と落ちてきた水には相応しくありません。(「ポタポタと滴り落ちる」「汗が滴る」「雨の中を走ってきた男は、全身から滴り落ちる水を気にもせず部屋に上がりこんだ」) ⇒このような情景での文章は、「水滴がぽつんと腕に当たったような気がした」 ⇒雨には「当たる」がよく使われます。 「顔に当たる雨が痛かった。」「開いている窓から振り込んだ雨は、容赦なく彼女の顔に当たった」 そう言えば、雨はしばしば「矢」で例えられます。 【矢のように降り注ぐ雨】【大雨の中を風に向かって歩く男に、雨の一粒ひとつぶが、あたかも彼に向かって放たれた矢のような勢いで降り注いできた】 このような使われ方をみているから、「当たる」が相応しく感じられるのでしょうか? ★「あれ? 」と頭を挙げたら、また顔とまつげに数滴滴られ、 ⇒「頭を挙げる」は、「頭を上げる」 ⇒「挙げる」は「あげる」ですが、「列挙」「枚挙」「挙国」などなど、少々異なる意味合いになります。 「また、顔とまつげに」のところは、「今度は、顔にも睫毛にも」にしてみては如何でしょうか? 「また、腕に」ならまだいいでしょうが、【さっきは腕】で、今度は【顔と睫毛】なのですから。しかし、「顔と睫毛」は顔という平面上の一部に「睫毛」があることを考えると、ここは、【顔にも睫毛にも】ではなく、【頬にも睫毛にも】とか【額や睫毛にも】などと、平面状にある個々の個所にスポットを当てるほうが良いでしょう。 ⇒【頬にも睫毛にも】と書くことで、雨が次第に「ぽつん」から「ぽつぽつ」へと、少し多めに降り始めてきたことが分かります。 ⇒「数滴滴られ」といは書きません。 「滴られ」は使いません。「滴り」を使うのであれば、「数滴滴り」となりますが、「滴」「滴」とうるさくなります。ここでも「当たり」で良いのではないでしょうか。 ★「雨がちらほら降り始めるのに気づいた」 ⇒「ちらほら」は雪のときの表現です。 ⇒雨は「ポツポツ」「ポツンポツン」「ザーザー」 「しとしと」「ザーッと」「サーっと」 ⇒変わった表現では「バケツをひっくり返したような」「天の底が抜けたような」などという言い方もあります。 ⇒「降り始めるのに気づいた」では、「降り始めるその瞬間を捉えて気づいた」という感じもあります。 ここは、「降り始めているのに気づいた」とか、「降り始めていることに気づいた」が良いと思います。 ★「思わず足元を速めた」の「足元」は速めることはできません。出来るのは「足」です。「足元」は体の一部ではなく、足がある付近の地面とか床になると思います。【足元に火がつく】【足元から鳥が立つように】【足元を見られる】などの常套句があるように、足元の表す所は「足のそば」なのです。 ⇒「思わず足を速めた」「思わず歩を速めた」「思わず駆け足になっていた」など。 『急いで歩道を歩いている時、水滴が腕にぽつんと当たったような気がした。 「あれ?雨かな?」と頭を上げたら、今度は額にも睫毛にも数滴の雨粒が当たった。雨が降り出したことに気づた途端、思わず駆け足になっていた。』 awayuki_ch さん、確実に作文の腕前は上がっています。このような文章をいくつも書いて、その文章を様々な表現の仕方で書き換えてみたり、修飾語を使い膨らみを持たせることをなさってみては如何でしょうか?ちょっとした形容詞を差し込むだけでも、微妙なニュアンスを醸し出すことが出来るのでは? 質問文で、 【私の腕に連続的に濡れたわけではなく、】 ⇒【私の腕を連続的に濡らしたわけではなく】 【ただ数滴濡れた感触だと思いました。】 ⇒【数滴濡れた】とは言いません。 【ただほんの少し濡れた程度という意味で使ったのですが】とか、【ほんの少し濡れた程度の感触という意味を表したかったのです】などなど。 【以前にも出ました【思いました】の使い方を思い出してください。 頑張ってください!

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、こんばんは。大雨の中を風に向かって歩く男の一例はとてもいいですね。もう「当たる」という言葉は忘れられません。雨に関する擬態語と擬音語、比喩を拝見してとても参考になりました。いつも豊富な表現を教えていただきありがとうございます。非常に助かりました!  最近、自分でも使えるようになった日本語の表現が増えてきたような気がします。とても嬉しいです。問題解決は作文の数なのですね。この言葉を忘れずに精一杯頑張ります!

awayuki_ch
質問者

補足

1.>このような文章の流れですと、「最初はノンビリと歩いていたけど、雨粒らしき物を感じて【思わず】足を速めたとするのが自然です。  shigure136さんのような書き方は分かります。ただ、自分の感触をちゃんと日本語で表現したかったのです。生活リズムが速い今の時代、人々の足は速いものですね。余裕をもって歩く人はだんだん見かけられなくなりました。「のんびり→速い」ではなく、「速い→もっと速い」のようなパタンにしたかったのです。「思わず足元を速めた」のところをもう少し考えてみたほうがいいですね。ご回答文で教えていただいたいくつかの表現は助かりました。 2.>足元の表す所は「足のそば」なのです。  もう何度も「足」に関わる表現で失脚しましたね。中国語は「足を止める」、「足を速める」とは言わないので、中日表現の違いに気づきました。それから、「足もと」は「足のそば」のつもりではなく、たぶん「足どり」と間違えました。お伺いしたいのですが、「足取り」だと、使えるのでしょうか。たとえば、「足どりを止める」と「足どりを速める」は両方正しいでしょうか。 3.>【以前にも出ました【思いました】の使い方を思い出してください。  生かせないような気がします。もう少しヒントをいただけないでしょうか。

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その他の回答 (11)

  • fitzandnao
  • ベストアンサー率18% (393/2177)
回答No.1

「滴る」は、元になる水源が近い場合に使う印象があります。雨の水源は遠く見えませんから、「落ちてきた」あたりがよろしいかと。 また、足元でなく、足を速める、です。足元はもっと狭い範囲です。 『歩道を急いで歩いている時に、水が腕にぽつんと触れたような気がした。 「あれ?」と頭を上げたら、また顔とまつげに数滴落ちてきて、雨がちらほら降り始めるのに気づいた。思わず足を速めた。』 急いで歩いていて足を速めたら、「思わず走り出した」のほうがいいかも。

awayuki_ch
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。「落ちる」の出番はすっかり忘れてしまいました。反省します。日本語の場合は、「足を速める」なのでしたね。母国語に影響されました。大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

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