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「大虎」について
日本語を勉強中の中国人です。「大虎」という表現についてお伺いします。 「酔いつぶれて大虎になっている光景」 上のフレーズの中の「大虎」は何と読むでしょうか。勝手な推測なのですが、「大虎」は泥酔した様子を表す表現だろうと思います。あっていると思われますか。不思議に感じるのですが、なぜほかの動物ではなく、「大虎」なのでしょうか。きっと何かの共通点があるのだろうと思いますが、その共通点とは何でしょうか。この表現は普段よく使いますか。辞書で見つけられませんでしたので、気になります。ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それについてもご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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「おおとら」と読みます。 「大虎」は、はひどく酔っている人のことで、 通常は、人に迷惑をかけるくらい酔った人を言います。 従って、酔いつぶれた状態にはあまり使わず、 酔って暴れたりしている状態に使われることが多いです。 語源は、昔、お酒のことを「ササ」と言いましたが、ここからササ→笹で、 日本画などでよく見たことがあると思いますが、 笹から虎が出る様から洒落て作られた言葉です。
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- m2052
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虎は、「強い、力のある」動物です。 「虎の威を借る狐」という成句もあります。 この場合、お酒の酔いにまかせて虎になったわけです。 酔いが醒めれば「猫のように、おとなしく」なるのが普通です。
お礼
毎度お世話になります。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。簡潔で理解しやすいと思いました。大変参考になりました 本当にありがとうございました。
- gekkamuka
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おおとら【大虎】泥酔者。よっぱらい。(小学館「国語大辞典」) おほとら【大虎】泥酔者。よっぱらって暴れる者。酒に酔ふ、酔漢「よっぱらひ」に同じ、ささに酔ふとの謎から出づと、又一説に首掉る張子の虎に似たればとも。(「東京語辞典」1917年) とら【虎】[押えにくいというところから、俗に、よっぱらいの意にも用いられる](三省堂「新明解国語辞典」) ぶたばこ【豚箱】番所や警察署の留置場。「御月番東御番所へ召連れ候処、その夜ぶた箱抜出で逐電仕り候ゆへ」(文政5年=1822年・摂陽奇観「大阪ことば事典」講談社学術文庫) ぶたばこ【豚箱】[豚小屋のように狭い所に多数追い込まれる所から]警察署の留置場の俗称。(三省堂「新明解国語辞典」) 結局は、手につけられないほど見境なく暴れる「喝大酒成了酔鬼」状態の面々を収容する檻を、ブタ箱より酷いトラ箱と呼ぶ俗称に由来するとみるのが穏当でしょう。
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。まだ締め切らなくて良かったです。ブタ箱を大げさに言うのはトラ箱なのですね。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- hakobulu
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#1さんのご回答どおりですが、ほんの少しだけ補足を。 「ササ」はお酒のことですが、主に女性が使う言葉です。 「さけ(酒)」の「さ」を重ねたもの、という説もありますし、 中国で酒のことを竹葉と言ったことから、という説もあるようです。 #1さんおっしゃるように、竹葉→笹(ささ)ということです。 笹薮に虎はつきものですから(日本にはいないので事実かどうか私にはわかりませんが、加藤清正のトラ退治の逸話などで、日本人はこのように思っている人が多いです。)、「酒(ささ)」をたくさん呑んだ結果酔って暴れる人の状態を「虎になる」と言うわけです。 その程度が酷い場合は「大虎(おおとら)」とランクアップします。 酒を「ささ」と発音する人は、女性でも本当に上品(見方によっては気取り屋さん)な方でなければ使わないでしょうが(私は小説の中でしか知りません)、「虎になる」や「大虎」は良く聞く言葉です。 添削すべき箇所は全くありません。
お礼
毎度お世話になります。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。中国で酒のことを竹葉と言ったのも大変参考になりました。質問文までもチェックしていただき心より感謝いたします。これですっきりいたしました。 本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても参考になりました。助かりました! 本当にありがとうございました。