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好気呼吸で発生するATP量は、36?38?
グルコース1分子を好気呼吸で完全に分解した場合、高校生物の教科書では38ATPが発生すると書い たいたはずですが、今日大学レベルのことが書いて あるホームページを見たところ、36ATPという 記述が見られました。1つではなくたまたま見たと ころ2つともです。 これはどういうことか教えて下さい。 なお説明は多少専門的でも構いせん。 よろしくお願いします。
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我々ヒトでも,臓器により違いがあります。解糖系で生じた2 NADHをミトコンドリア内に輸送する仕組みが二つあります。筋肉ではグリセロールリン酸シャトルで輸送します。この際には2 NADH → 4 ATPとなります。肝臓・心臓・腎臓ではリンゴ酸・アスパラギン酸シャトルで輸送します。これは2 NADH → 6 ATPとなります。つまり筋肉では36 ATP,肝臓・心臓・腎臓では38 ATPとなります。運動生理学関係の成書は以上の理由から筋肉での36 ATPを使っているものが多いと思います。 ただし,これらはNADH →3 ATP,FADH2 → 2ATPとして計算したものです。現在はNADH → 2.5ATP,FADH2 → 1.5ATPと計算する成書も多くなってきました。これですと32 ATPとなります。ここら辺は現在でも議論のあるところのようです。シャトルについては下記を参考にしてください。 ○ミトコンドリア輸送系 http://hobab.fc2web.com/sub4-mitochondrial_transporter.htm
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- geneticist12
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36 ATPというのは真核生物を念頭に述べているのだと思います。原核生物だと38 ATPと算定されます。 解糖系で生じた2 NADHは、原核生物では細胞質内にある電子伝達系で6 ATPに変換されます。 真核生物では電子伝達系はミトコンドリア内にあります。NADHはミトコンドリア膜を透過できないので、膜を挟んでミトコンドリア内のFADにFADHにすることでプロトンを転移します。1 FADHは電子伝達系で2 ATPに変換されるので、解糖系で生じた2 NADH -> 2FADH -> 4 ATPで、真核生物は原核生物より2 ATP少なくなります。 参考URLもどうぞ
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詳細な回答ありがとうございました。
- yakyutuku
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グルコースが細胞に入るとまず2ATP消費します。その後完全分解で38ATP発生するといわれてます(根拠乏しい)。よって差し引き36ATP。
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早速の回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 かなりわかってきました。