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日本のホラー映画が怖く感じる理由

タイトルそのままです。何故でしょう?水が出てきたり、モンスターではなく幽霊が出てくるのを怖く感じるのは何故でしょう? これは単純に日本人だから日本の文化が反映された日本映画の方がリアルさを感じて怖く感じるのでしょうか?それとも外国の人にも通じる何か怖さを感じる要素があるのでしょうか?

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  • debya1959
  • ベストアンサー率43% (41/95)
回答No.7

一言書かせていただきます。 色々と意見百出の感がありますが、私なりにつたない意見を述べさせていただくと(←堅苦しい!) 恐怖というものには色々な要素(ファクター)が有ります。 不思議な話であること以外に、特に日本人には風土的な怪異に対する嫌悪感は、 以下の3つの要素に特徴が顕著に見られると思います。 1・湿度=>日本は四季が有り、風光明媚なところでもありますが、もっと特徴的なのは湿度。       湿度が高いとどうしても汗をかきます。汗をかくと人間不快になります。       不快になると何にでも反応が鈍くなり「簡易な事」が「意外」に感じたりします。       さらに湿度は音を連想させるファクター(もちろん不快な!)でもあります。 2・換置=>日本のホラー映画には異質な物はあっても、かけ離れたものが少ないのです。       その為に現実社会の印象とリンクして、出てくるモンスター・幽霊が近所の知人       と印象がかぶってしまうと映画なのにリアルに感じてしまうのです。       映画の中の人物に似た人が現実にいるだけなのですが心の中で「すりかえ」が行われ       映画全体が現実のことのように拡大解釈していくのです。 3・汚損=>これは日本映画だけでなくアジア映画全体に見られる傾向だと思いますが、       モンスター・幽霊が居る場所、出る場所などが汚いのです。臭いのです。       (映画なので実際に嗅いだわけではないが)たまらない臭気が立ち込める状況、       人が足を踏み入れたくない環境。これはホラー映画についていえば必須です。        日本のホラー映画には、以上の3点の要素が余すことなく張り巡らされているのです。 さらに未知なる世界の物語だからこそ、人は引き込まれていくのではないでしょうか? 一度はそんなストーリーを書いてみたいものです。

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 言われてみれば、どれも重要な要因ですよね。湿度も映像ではなかなか感じることはなくても、水という物質としての視覚効果はありますし。臭いは、確かに映像を見ているだけで、不快な臭いを連想することが良くあります。

その他の回答 (9)

  • kobarero
  • ベストアンサー率29% (106/361)
回答No.10

宗教観と哲学の違いだと思います。 欧米のキリスト教では、この世界は神が作ったものだから、調和が取れていて「得たいの知れない気味悪いものなどない」という信念がある。悪いのは、悪魔だけで、悪魔は単純だから、陰に篭って恨めしがったりせず、単純に人間を神からうばって自分の側に付けようという子供じみた欲求しかない。これじゃ、気味の悪いものが出てくる余地がない。一方、日本は、仏教とか、神道とかあるけど、あまり本気では信じていない。だから、死んだら、自分たちの魂がどうなるかなどについては、自信がない。自信がないから、あれこれ、気味の悪いことを想像する。 もう一つは、欧米(それと、中国も)は個人主義で「自分をガンガンだす」から、陰に篭って恨みがましいというのが不得意。これに対し、日本は集団主義で「自分を殺す」から、陰に篭って恨みがましいというのが得意中の得意。 こんなところではないでしょうか。

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 今までの頂いた回答を見ても宗教観は間違いなく関係していますね。日本人も完全な無宗教ではなく、様々な宗教観に触れる機会がある国民生活だからこそ、死後についての想像が膨らむとも考えられますよね。 確か韓国も個人主義的な印象を受けるのですが、そうなると特異な文化だからこそ、他の文化が描けない独自の恐怖をJホラーが備えているのかもしれませんね。

回答No.9

そうですね、私も以前から欧米の映画と日本の映画の雰囲気の差を強く感じていました。 ホラーものに限らず日本映画って、なんか画面が暗いような感じがするんです。フイルムに違いがあるんでしょうか?それとも欧米の乾いた空気感と日本の湿潤な気候風土の表れなのでしょうか。 欧米のホラーもの或いはスプラッターものは、ビックリ箱的というかグロテスクさを強調しようと、これでもかこれでもか、って感じで、ともすればガキっぽさを感じたりするんですが 日本のはグロテスク重視ではなく「情念」が前面に出るんですよね。だから「湿っぽい」感じがするんじゃないでしょうか。 ポルノでもそうじゃないですか? つき合ってた男の子の部屋で初めてアメリカ(だったと思う)のポルノビデオを鑑賞した事あるんですが、情感はそっちのけで、とにかくパワフルというのか、なんかスポーツ観戦してるみたいだった。。。 こういう方面でも、やっぱり、しっとり、ねっとり、ジメジメ、ネチネチというのが、よりイヤラシイ。 日本文化に、しっとりとした趣きを感じる欧米人が多いようですが、昨今、日本のホラーもの作品が注目されているとしたら、いかにも肉食文化的な圧倒的な力でもって制するといった西洋的世界観の限界が見えてきたような風潮から東洋的日本的な、内面世界を重視する表現物が注目される方向になってきたということもあるんじゃないかと思います。 要するに 「情念」が前面に出てるホラーものはジワジワ恐いし、ポルノだとネッチリいやらしいと。 欧米のものでも『ねじの回転』という古い映画は亡霊に絡めて人間心理を描いている小説が原作で、うちの母は「恐い~」と言って震え上がってました。 「なんで?」と聞くと「ジワジワ来るから」だそうです。 結局、「人間の心の闇」ほど恐いもんはないということでしょうか。

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やっぱり心にインパクトを与えるのは心なのでしょうか。内面性からくるものの深さとでも言うべきものかもしれませんね。 ポルノは確かにそうかもしれませんねwそういわれるとアメリカンなものは爽やかに見れるかもw

noname#31697
noname#31697
回答No.8

霊というものの受け止め方受け入れ方が違うのかも。信仰者か無信仰かでも違うのでは。 日本人は死の向こう側にあるものは未知であり闇の世界。それ故そういう存在になったものを畏怖する。 一方たとえばアメリカなどでは「ゴースト ニューヨークの幻」「天国から来たチャンピオン」などの映画で見るように、霊という存在を生きていた人の延長線上にとらえているのではないでしょうか。よって恐怖は死体が生き返ることで、それに対して日本人にとってはゾンビはあり得ない事象だから怖くはない。 私自身ゾンビ映画は見れますが(好んでは見ないが)怪談ものはちょっと…

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 死者の捉え方には、確かに違いがありますよね。ではアメリカの人たちは、怨念を纏った霊達の存在を認めることが出来るのでしょうか?

回答No.6

みなさんの意見に加えて、私は「黒髪」も1つのポイントだと思います。 貞子が金髪だとしたら・・・あんまり怖くない気がします(それはそれで怖いかな?笑)

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かに貞子が金髪なら何か違う感じがしてしまいますね。でも、それは日本人だからそう思うのであって、海外で受けるための必要条件にはなりえないかもしれないですよね。国民的な特性が問題なのでしょうか?

  • hitomi14
  • ベストアンサー率50% (12/24)
回答No.5

No.3/4さんと似てるのですが、それは、「日本人の顔」のつくりが淡白で、のっぺりしていて、感情表現がない冷たい表情だから、ということがあると思います。 同じ内容を外国人産の濃い顔でやっても同じようには怖くないと思います。

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 それでは、海外でのリメイクは作品の恐怖レベルを下げてしまうことになるのでしょうか?そうであるならば、折角のホラー映画ですから、リメイクせずにオリジナルを楽しんで欲しいですね。

  • KITAIKKI
  • ベストアンサー率55% (462/838)
回答No.4

すみません。No3さんに全面的に便乗させてもらいます。 まったくその通りだと私も思います。西洋のホラーは単に顔をしかめるだけなんですが、日本のホラーは怖い顔がどうしても知り合いの顔にダブるんです。 だから怖いんです(~_~;)

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 怖がっている役者さんの顔が知り合いとダブる経験は今までなかったですねww私にとっては新しい意見です。ありがとうございます。

  • kiyo-pon
  • ベストアンサー率14% (2/14)
回答No.3

回答1や2の様に専門的な意見ではないんですけど 単純に日本のホラー映画は当然日本が舞台で 出てる人も日本人で 観てると「実際に身近にありそうな・・」と言う 共感できる恐怖感があるからだと思います

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうなんですよね。身近さってのはあると思うんです。でも、それだけでは海外では通用しませんよね。受けているといいながら、やっぱり外国では自国のホラーが最も怖いんという扱いになるんでしょうか。

  • megu_7
  • ベストアンサー率33% (147/438)
回答No.2

既にNO1様が詳しくご回答されていますが・・・そういう演出・表現方法といった理由に加え、私的には、日本のホラー映画には「感情」が随所に込められているせいではないかと思っています。例えば「妬み」「呪い」「恨み」等といった人間の持つ悪の感情を「これでもか!」という程に表現されており、それがより一層恐怖を誘うのではないかと。 そういう感情は欧米人にウケるのかどうかは分かりませんが、日本の昔ながらの作品には、そういった作品ばかりです。

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 負の感情ってそれだけで恐怖の源泉になりますからね。

回答No.1

通称J-ホラーとも言われている。日本のホラー映画(およびその外国でのリメイク作品)は、21世紀にはいり好評を博している。アメリカ(特にハリウッド)などとは違い、日本は独自のホラー映画の文法をもっている。 日本映画では「怖い」と感じさせる部分では沈黙をあえて長くとり、登場人物が絶叫するシーンが少ない。この沈黙のために、急な効果音を挿入することで観客を驚かすことが出来る。 更に日本のホラー映画では水を使ったシーンが多いことも特徴である。これは例えば、床にびしょぬれの足跡があっただけで、日本人は恐怖を感じるという民族性(?)からくる演出である。 そして日本のホラーは、日常生活に欠かせないものを使用している事もある。例えば、電話やテレビ、ビデオ、旧家など。そうすることで、観客に「もう使いたくない」と言う心境を与える。 ウィキペディア引用  元は四谷怪談だと私は考えています。四谷怪談でも怖さを出すために水を使っていますよね。これは江戸時代から続くものなのです。  また外国の方にも通じると思います。なぜなら、日本の会談は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と言うアイルランド人がかかれた物です。  個人的には日本のホラーはあまり見ません。怖くて夜寝られないので・・・

noname#25320
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 沈黙と水は恐怖を煽られますよね。

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