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草木灰は硫安や過石との併用がダメな理由は?

我が家は薪風呂であるため、良質の草木灰が沢山出来ます。 今回、サツマイモの元肥に、チッソをごく少ないバランスで施肥しようと、N・P・Kに硫安・過石・草木灰を考えていました。ところが、草木灰は硫安と過石との相性が悪い、という話をネット上で見ました。 質問その1 ただ、併用はダメだ、とのコメントしかありませんので、理由や弊害を教えて下さい。 質問その2 草木灰をやめて塩化カリ・硫化カリにする方法があります。(手持ちがあります)ただ、草木灰同様ですが、即効性だと思います。願わくばサツマイモはカリは肥大期最後まで効くのがいいそうなので、長く効くものは他にありませんでしょうか?(高いコート物はわざわざ買う勇気はありません(^^ゞのですが、・・・) 質問その3 草木灰を使うなら、Nは尿素にするとして、Pはどうしたらいいのでしょう?火山灰土ではありません。 畑に山の赤土を入れています。あと、すぐに植えるので、米糠も沢山ありますが、これも不適当だと思うんです。 散漫なご質問ですみません。 何かご意見をお聞かせ下さったら、ありがたいです。

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  • csman
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回答No.1

木質草木灰にはカルシウム分が多く含まれており、ご承知のように、炭カルと 同様に酸度改良効果があります。 一方、肥料には、酸性を呈するものがあり、その代表的なものが硫安です。 この肥料は、化学的には強酸である硫酸と弱アルカリであるアンモニア水を 化合したものですから、アンモニア成分は草木灰の主成分である強アルカリの カルシウム成分によって追い出されて、空気中に揮散してしまいます。 これが、いわゆる脱窒というものです。 尿素もアンモニアを主成分としていますので、同様です。 あなたは随分と単肥の施用にこだわっているようですが、尿素などは、たとえば バーク堆肥の製造の際、腐熟化のために添加するならともかく、一般的には、 ごく微量に施用する程度にとどめるのが良いでしょう。 過石や熔リンについても、同じでして、両者は溶出程度が相当異なりますので、 肥料としての施用ではなく、土壌改良剤として畑地の造成の際に両者をバランス 良く投入するなどが一般的で、耕作段階での利用は限られています。 一般的な複合肥料をベースにし、作物に応じて、添加剤としてごく少量添加する 程度にしてはいかがですか? 肥料も成分割合の異なるものが、さまざま出されていますので、作物ごとに それらを選択するのが基本でしょう。 また、単肥も含めてこれら化学肥料は、いずれも即効的ですが、それゆえに土壌 によっては成分流出が著しくなります。 コーティング肥料は、相対的に持続性があるとはいえ、温度によっては溶出時間が 相当速くなり、また高価ですので一般畑地では施用が難しく、そのため保肥力を 上げるのが重要であって、有機質材を投入するのはそういった理由によるものです。 したがって、塩化カリ、硫化カリのようなものを、妥当な量施用したと思っても、 肝心の土壌地盤の保肥力によっては、効果がみられなかったり、あるいは逆に 過剰害を生じますので、頼らないのが肝心と思われます。

tamaki1954
質問者

お礼

ありがとうございました。 たいへん勉強になりました。

tamaki1954
質問者

補足

大変適切なご指導ありがとうございました。 折角投入したチッソやリンサン分が無駄になるのですね。 物置をゴソゴソしていますと、昔、無知識な頃に買った肥料が出てきました。なんと『甘薯用配合』とあります。5-10-15です。硫安・ヨウリン等・塩加のほか、ホウ素とか有機肥料分も入っています。これにします。 サツマイモの畑は、去年、山の赤土を30センチほど客土して、未熟な粗いバーク肥を大量に投入しています。(投入直後にサツマイモを植えました。まぁまぁの出来でした) 上記の配合肥料にあえて追加をするのなら、やはり草木灰ではなく、塩加か硫加がよいでしょうね。しつこいようですが、底の方に敷くのなら草木灰、てなことはないでしょうか? よければ、ご意見くださいませ。ありがとうございました。