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アルミニウムについて
アルミニウムイオンを含んだ水溶液を電気分解してもアルミニウムの単体を得ることは出来ないのはどうしてですか? イオン化傾向と、融解塩電解が絡んでいることはわかっているのですが、よくわからないので、わかる人がいれば回答をお願いします。
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イオン化傾向とは、物質がイオンになりやすさを示しています。 イオン化傾向は、 Li>Rb>K>Ba>Sr>Ca>Na>Mg>Al>Mn>Zn>Cr>Fe>Cd>Co>Ni>Sn>Pb>(H)>Sb>Bi>Cu>Hg>Ag>Pd>Pt>Au のように、なっています。 注目するのはオキソニウムイオン(H)です。 水溶液には微量ながら、必ずオキソニウムイオンが存在している為、オキソニウムイオンよりイオン化傾向の大きい物質を含んだ水溶液の電気分解すると、その物質より先にオキソニウムイオンが電気分解されます。 そのため、オキソニウムイオンよりイオン化傾向の大きい物質を電気分解するためには、オキソニウムイオンの存在しない状況で電気分解をする必要がでてきます。 その手法が融解塩電解です。 これは、水溶液にすると必ずオキソニウムイオンが生じてしまう為、水溶液にせず、その塩自体を融解させ、電気分解する手法です。 こうすることによって、オキソニウムイオンよりイオン化傾向の大きい物質を電気分解できるのです。
お礼
こんなに詳しく書いてくれるとは思っていませんでした。 ありがとうございました。 わかりました!!